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2022年01月11日
編集部

(加筆済)広島ドラゴンフライズ、選手15人中13人コロナ検査陽性のピンチ乗り越え、1月15日練習再開と1月26日広島サンプラザホール収容率100パーセント開催目指す

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画像は会見する浦 伸嘉社長

 

1月6日夜に所属選手、チームスタッフの合計18名が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたとリリースした広島ドラゴンフライズは1月11日、広島市西区のクラブ事務所で浦 伸嘉社長が会見して、改めて感染の経緯と現状、今後の対応について説明した。

 

その中では…
・感染経路は不明
・陽性の18人中、症状が確認できる(できた)のは4名(選手3名)でスタッフ1名、選手2名はホテル療養
・クラブとしては最大限の感染防止策を続けていたが何等かの事情で感染が広がった
・しかし行動を共にしても陰性結果の選手、関係者もいる
・全選手15人中、陰性はふたりだけ
・1月22日、23日の茨城ロボッツ戦(茨城県水戸市、アダストリアみなとアリーナ)を目指して1月15日から練習再開できるよう保健所(広島市)と調整
・1月26日のホームゲーム(横浜ビー・コルセアーズ戦、広島サンプラザホール)はすでに発表したとおり、収容率100パーセントでの開催を目指す、ただしアルコール、飲食提供はしない方針
・今後は検査を週イチに増やすなど、いっそう感染防止に努める
…ことを発表した。

 

浦 伸嘉社長の説明によると、チームは福山宿泊中(1月1日、2日の富山グラウジーズ戦)の2日朝にBリーグによる統一検査を受け、その結果が4日に出た際にマネージャーひとりの陽性が判明し、翌朝PCR検査、抗原検査を受け、選手やスタッフも同じく5日午後にはPCR検査を受けた。

 

抗原検査で2名が陽性となり、1名が不明だったが6日朝、18名が陽性と判明した。

 

9日の時点では選手2名に発熱と喉の痛みがあり、1月11日朝の時点で別の選手ひとりが喉の痛みを訴えたが発熱はなし。

 

広島ドラゴンフライズではやはり2020-21シーズン最中の2020年12月11日、同クラブ従業員の同居家族に新型コロナウイルス感染症の陽性判定が確認されたと発表。続いて12月29日、陽性判定者が計8人に増えたと発表した。いずれもクラブ従業員とチームスタッフだった。

 

こうした経験を踏まえて、新型コロナウイルス感染防止対策に「万全」を期してきたが「おそらくオミクロンではないかと思われますが、我々の予想を遥かに超えた感染力」(浦社長)で多数の陽性者が出る結果となった。

 

ただ、対戦相手の富山グラウジーズの選手からは陽性者が出ていない。(スタッフ1名が陽性だが、別ルートからの感染の可能性が高い)よって、ゲーム以外の時間帯に何等かの理由で感染したことが推察される。

 

年末年始で感染が一気に広がった原因と考えられる山口県岩国市、並びに米軍岩国基地関係者との接点は確認されていない。

 

今回のクラスター発生(未認定)によって1月8日、9日にアウェイで開催される予定だった信州ブレイブウォリアーズ戦は中止となった。

 

控えていたが、この2戦は中止となった。続いて予定されている1月22日、23日の茨城ロボッツ戦に向け、クラブ側では1月15日から練習を再開できないか、と保健所(広島市)や広島県と連絡を取り合いながら調整を続けている。

 

陰性の結果だった選手2名(濃厚接触者扱い)も含めて選手は、発熱やのどの痛みがなければ現在も体を動かすことはできるが、屋外に出ることは許されない。そのため、例え練習が再開されても茨城ロボッツ戦まで時間は限られるが、そこを何とか乗り越えてケガしない体を仕上げるしかない。チームは2020-21シーズンにも、同様に厳しい条件の下で公式戦に臨んだ。(メンバーは大幅に入れ替わっているが…)

 

また1月26日には広島市西区の広島サンプラザホールで収容率100パーセントに戻した上でのホームゲーム開催が予定されているが、すでにチケットも販売され、現状では広島県、Bリーグなどとの話し合いで「開催可」となっている。

 

2021年11月19日に政府から各都道府県に通知された「基本的対処方針に基づくイベントの開催制限、施設の使用制限等に係る留意事項等について」では、感染防止安全計画を策定し、都道府県による確認を受けた場合は 人数上限1万人かつ収容率の上限を100パーセントとすることになった。

 

 

広島サンプラザホールの収容人数はおよそ4500人。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年2月以降、無観客や収容率50パーセントで対応してきた。

 

広島ドラゴンフライズでは政府の緩和の方針を受けて準備を進め、やっと1月26日からの「正常化」へ漕ぎ付けた。他クラブではすでに100パーセント収容に踏み切っているところもある。だが、年間指定席の購入者を再度「組み直す作業」(クラブ担当者)など相当の手間がかかったのも事実だ。

 

 

B1での2シーズン目を戦う広島ドラゴンフライズは目下、順位でも健闘している(西地区4位)が、入場者数でもB1での上位3分の1、の中に名を連ねている。

 

入場制限がかかったホームゲームでは「満員御礼」を飛び越えて入場者が溢れ気味になるケースもあり、100パーセント収容は経営面とファンサービス、さらには安全で快適な観戦環境を考えた場合には必須だ。

 

「こういう状況でお客さんの負担にならないように、スポーツの力で何とか、広島県を盛り上げていきたいと思っておりますので、なるべくそれで開催する方向で準備を進めています。(来場者には)マスク着用、手洗いなど感染防止対策をお願いして、館内ではアルコール、飲食禁止でマスクを外さない状況にしたいと思います」(浦社長)

 

今後、クラブ側の感染防止対策としてはもう一度、ゼロベースからの見直しを行い、検査の頻度はリーグ全体の方針の中で2週間に一度から毎週一度に増やし、担当の病院施設との関係も強化。1月31日まで業務は可能な限りリモ―トとする。

 

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コロナ感染拡大でBリーグオールスター中止発表、広島ドラゴンフライズは大量18名の陽性者で今後に暗雲 | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
(2021年1月6日掲載)

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