トップ画像は収容率100パーセントに戻ったが広島サンプラザホールでのTIP OFF、空席が目立つ
広島ドラゴンフライズは1月26日、広島市西区の広島サンプラザホールで横浜ビー・コルセアーズと対戦して68-73で敗れた。
第1クォーター、残り5:42で横浜がタイムアウトを取るまでは12-6でゲームをコントロールしかけていたが、19-19で第2クォーターに入ると相手の動きに対応しきれなくなった。前半28-32。得点が少なすぎた。
迎えた第3クォーターは一転、28-20で取って、今度こそ!という流れは作ったが最終クォーターの入りで相手の外と内からの攻撃を止め切れず、残り4:03、66-66のあとしだいに流れを失い接戦を落とした。5点差負け…、最後の10分はスリーポイントシュートを7本放って一度も成功しなかった。
チャールズ・ジャクソンは個人通算1000リバウンド達成。
広島はこれで18勝11敗、西地区4位変わらず、3位の島根スサノオマジックまで2差。横浜は11勝18敗で東地区9位変わらず。
横浜は注目の二十歳のポイントガード、河村勇輝の動きでリズムを作った。山口県柳井市出身だから、広島県民とすれば応援したい存在ではあるのだが…
福岡第一高を全国高校選手権2連覇に導いた後、東海大に進み特別指定選手として三遠ネオフェニックスに加入、2020-21シーズンからは横浜の特別指定選手として着々と実績を積んでいる。
その高い身体能力で、高さと横の動きに独特の鋭さ、パワフルさがある。出場タイムは前半が4:03と6:55、第3クォーターが3:56のあと最後に7:35と勝負を賭けてきた。締めて11アシストはさすが…
河村勇輝、このボディバランス、この筋肉のつき方…
古巣相手に手痛い一敗を喫したカイル・ミリングヘッドコーチは次のようにコメントして前を向いた。
「タフなゲームになってしまった。出だしがもたついてしまった。選手たちはスケジュール的に疲れもあったと思うが、横浜が良いプレーをしていたと思う。シュートパーセンテージも振るわなかった。(アウェイの29、30日)富山戦へ向けて切り替えて準備をしていきたい」
この日、広島は主催ゲームの収容率をおよそ2年ぶりに100パーセントに引き上げた。水曜開催でまん延防止等重点措置の適用期間のため入場者数は1,271人に止まり、着席状況にはかなりの”ディスタンス”があった。
オゾン除菌脱臭機「AIRBUSTER」
入口に設置されたオゾン除菌脱臭機「AIRBUSTER」
ヴィクトワール広島の湯浅博貴選手は1月に新加入した、手に持っているのはマスコットの「もみたまボーイ)、本来なら後ろのロビーに飲食ブースが並ぶがこの日はなし、となった
クラブ側ではオゾン除菌脱臭機「AIRBUSTER」を新たに会場内に設置するなど感染防止対策を進めた。
また、ファンが楽しみにしている飲食ブース設置も取りやめ、マスクを外す機会を最小限とできるよう配慮した。
そんな中でもプロサイクリングチーム、ビクトワール広島のブースではファンが競技用自転車に触れる場が設けられ、ハーフタイムにもその活動などが紹介された。広島のスポーツチームがタッグを組み、コロナ感染拡大による困難な時期にもファンに近い存在であり続ける。
B1第18節
広島ドラゴンフライズ 68–73 横浜ビー・コルセアーズ
1Q:19-19
2Q:9-13
3Q:28-20
4Q:12-21
<スターター>
広島:寺嶋良、辻直人、アイザイア・マーフィー、グレゴリー・エチェニケ、ニック・メイヨ
横浜: パトリック・アウダ、レイトン・ハモンズ、森川正明、森井健太、須藤昂矢
主なスタッツ
広島ドラゴンフライズ
◆得点
チャールズ・ジャクソン 16得点
ニック・メイヨ 11得点
寺嶋良 9得点
トーマス・ケネディ 9得点
◆リバウンド
チャールズ・ジャクソン 16リバウンド
ニック・メイヨ 10リバウンド
グレゴリー・エチェニケ 5リバウンド
◆アシスト
寺嶋良 5アシスト
ニック・メイヨ 4アシスト
辻直人 3アシスト
横浜ビー・コルセアーズ
◆得点
パトリック・アウダ 17得点
レイトン・ハモンズ 16得点
キング開 10得点
◆リバウンド
レイトン・ハモンズ 7リバウンド
エドワード・モリス 6リバウンド
キング開 5リバウンド
◆アシスト
河村勇輝 11アシスト
パトリック・アウダ 3アシスト
森井健太 3アシスト
※広島ドラゴンフライズの次回ホームゲームは2月5日、6日の宇都宮ブレックス戦で会場は広島グリーンアリーナ。最大収容人数は100パ―セントで7,000人となっている。広島市と廿日市市の全郵便局(簡易局除く)で2階自由席チケットの取り扱い1月27日からスタ―ト。