画像は小林樹斗と石原貴規
広島は2月16日、沖縄市のコザしんきんスタジアムでキャンプ初の対外試合となるDeNA戦(練習試合)を行い4対6で敗れた。
投手陣は先発した玉村昇悟が3回4安打2失点。二番手の中崎翔太が1回2安打2失点。三番手の塹江敦也も1回2安打2失点。
DeNAでは待望の”古巣復帰”となった石井琢朗野手総合コーチの存在がやはり大きい。特に左打者は追い込まれるとファウルで粘る。広島投手陣が次々にDeNA打線に打ち込まれる中、四番手の小林樹斗は3回1安打無失点。プロ2年目、19歳の右腕は粘るDeNA打線を力で封じる投球をした。
広島スタメン
センター宇草孔基
DH中村奨成
ショート小園海斗
ファースト末包昇大
サード林晃汰
ライト中村健人
レフト正隨優弥
セカンド韮澤雄也
キャッチャー石原貴規
先発玉村昇悟
ひろスポ!試合前の野手コメントと試合結果
宇草は13日まで日南市で行われた1次キャンプで「一番」の座を野間峻祥と争い、まずはスタメン。初球から捉えることができている。一番固定しないと、今季の広島打線、いつまでも打順決めが始まらない。
→DeNAの左腕投手3人(石田健大、濱口遥大、ディアス)の前に4の0、外野に飛ばず
中村奨成は「二番」で競争相手の中村健人に先んじてスタメン。日南での紅白戦の内容が良かった。おそらくバントなし、持ち味出したい。
→DH出場。左対右で三塁強襲安打、遊ゴロ、バットを真っ二つにされながら中前打、叩きつけて中前打、センター中心に”しなり”を使って3安打。
小園海斗は、鈴木誠也が抜け、西川龍馬の合流が遅れ、新外国人のライアン・マクブルームの来日のメドが立たない中では有力なクリーンアップ候補。日南での紅白戦2試合で無安打ながら、打撃内容は充実。
→対左投手の3打席で四球、左飛、遊ゴロ
紅白戦での四番は堂林翔太と末包昇大だったが、実力の分かっている堂林翔太より、打席数を増やして対応力を見る末包昇大が優先。満振りの良さを変えない姿勢で、一発を目指す。
→中飛、左飛、インローに詰まって二飛、強いゴロ三失出塁。振りにいったがもうひとつ。体重移動がうまくできていないから、打球が失速する。しかもファーストの守備で2度、ゴロをセカンドに送る際、腕が振れず投手の足を引っ張る。
林晃汰はクリーンアップ外の下位を打つはずが、メンツ不足のため五番。徐々に打撃は上がり調子。広角に打ちたい。
→対左腕で4の2、中前打、左前打、空振り三振、空振り三振。広角に打つことができた。今の野手の顔ぶれでいくと当分は五番。
中村健人はもしもレギュラーを取るなら六番もあり。実戦向きの打撃がさらに牙を剥くか?ここまで左右のジグザク打線。
→左相手に本領発揮、文句なし!この日は100点!石田健大からはボールカウント2-1まで見て一振りで左前打。濱口遥大の時は一度も振らずに3-1から四球。ディアスの初球を左翼越えソロ。
正隨優弥(ひろスポ!試合前コメントなし)→コメントしなかったのは厳しい状況が予想できたから。結果は三ゴロ併殺打と無死一、二塁で空振り三振。
二俣翔一(同)→空振り三振、一ゴロ、一ゴロ、空振り三振、外野に飛ばず4の0
石原貴規(同)→遊ゴロ、左前打で2の0