画像は解体される旧広島市民球場跡地のライトスタンド
旧広島市民球場跡地の”現地”にそのまま残され、文字通りぺんぺん草が生えていた旧広島市民球場(すでに解体済)のライトスタンドが6月2日、朝から本格的な解体工事に入る。地元メディアにも公開される。
カープファンの「市民球場を残せ!」の声に対して”ガス抜き”のために広島市が取った苦肉の策がこのライトスタンドの一部で、まだ旧広島市民球場が現存するころに中国新聞と中国放送関係者が跡地をイベント広場とするための案の一部として広島市に提案していた。
その後、様々なイベントが同地では球場解体後に開催されてきたが、スタンドは高い壁に囲まれて野晒しになってきた。そのためファンや市民からは根本的な対応を求める声があがっていた。
現在、旧広島市民球場跡地では「NEW HIROSHIMA GATEPARK」をコンセプトとする市民公園を整備する事業のための工事が進行中で、一般は立ち入りできない
発表された開発案では、多様なイベントが開催できる空間を中心に、低層の商業施設8棟や、市民の憩いの場となる大屋根等を有するオープンスペースが整備され、スケボーなどアーバンスポーツにも対応する。
なおライトスタンドは敷地内の勝鯉の森に一部を移設し、公園施設として活用されることがすでに発表されている。スタンド「3段」を再現して、座った人が優勝記念碑をながめられるよう配置され、飲み物などが置ける小型テーブルも付く。
市民やファンにとっての「メモリアルスポット」として…ということなのだろが“妥協の産物”が旧広島市民球場跡の魅力ある空間創りに寄与するか否かは数年後に判明する…(広スタ特命取材班)
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