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2015年03月23日
編集部

旧広島市民球場、野ざらしの一部残存するライトスタンド、その活用法についての質問状提出

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市民球場跡地利用計画公開質問状
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旧広島市民球場跡地に残存する一部ライトスタンドの活用法についての提案を広島市の担当者にパネルを見ながら説明する古池さん(左)。

 

広島市民球場跡地利用市民研究会の古池周文さん、旧市民球場跡地ライトスタンド保存を望む会の三宅冨夫さんらが3月23日、広島市役所に旧市民球場跡地担当課の池田智彦課長を訪ね「広島市の旧広島市民球場跡地利用計画に関する公開質問状」を手渡した。

市民球場跡地利用計画公開質問状
公開質問状を手渡す古池さん(右端)と三宅さん(古池さん左隣)

公開質問状はA4版、全12ページ。

その冒頭で「広島市が策定し、平成27年1月に公表した”旧広島市民球場跡地利用計画案”旧市民球場跡地の空間づくりのイメージ”に対し、以下18項目の質問を行い、返答を求める」とし返答日を4月16日に指定し、2週間程度の延期は可能としている。

広島市長選が4月12日投開票で行われるため、回答日はずれ込む可能性がある。

質問18項目のうち質問4には次のように書かれている。

平成20年頃より、旧広島市民球場の広島市民の納得していない内容での解体に反対する、署名、シンポジウムやワークショップの開催での意見、市への要望提出、現市長への直接面会しての訴え、パレードによる反対アピール、議場前での陳情、模擬住民投票、裁判など、さまざまな市民の動きがありました。

必死に懸命に訴えてこられたことには訳があり、意味があるはずです。これだけの重い経緯に対して、市民の反対意見をしっかりと聞いて受け止めて検討する必要があると思われます。

旧広島市民球場の市民の納得していない内容での解体に反対する市民の述べる機会やその内容の検証がない状態で、ライトスタンド解体是非の検討が十分であるといえるのか。

 

今回の公開質問状提出にはその発端となった出来事がある。

1月28日に「ひろスポ!」にアップされた記事「カープファンの魂!旧広島市民球場の残存するライトスタンド一部撤去に私設応援団の新藤会長激怒!」がそう。

hirospo.com/pickup/13765.htm

記事を一部抜粋する。

 

広島市市役所で1月28日にあった都市機能向上対策特別委員会の傍聴席に知人らと姿を見せた新藤さん。すでに解体された旧広島市民球場で唯一、残存するライトスタンドの一部を「解体する」と市の担当者が発言すると、思わず「何を言っとるんじゃ」と声をあげた。

特別委員会では広島市が旧広島市民球場跡地での整備を目指す「屋根つきイベント広場」を中心とした整備プランが示された。

その中に旧広島市民球場の歴史の継承をどうするか、という項目がありそこにはこう記されていた。

・戦後の復興と共に歩んできた旧球場の歴史や未来を継承していくため、勝鯉の森を現位置に保存するほか、ホームページやピッチャーズマウンド等をモニュメントとして再現する。

・従前計画に基づき残している外野ライト側スタンドについては「旧広島市民球場跡地委員会」において「外野ライト側スタンドを取り壊し、モニュメントなど別の形で残してはどうか?」という意見が大勢であったことや、よりイベントが開催されやすい環境整備を行うという観点から解体する。

 

先の公開質問状、質問4にも記されている通り、まだ球場解体が始まる以前に市民はあらゆる手段を講じてその保存を訴えていた。

また質問4にある「模擬住民投票」は広島市に出された「住民投票請求」を担当者が拒否したため、市民の手で実施されたものだが、例えば およそ2000 票を集めた模擬投票のケースでは、解体賛成が233 票、反対が1651 票と「反対」する市民の圧勝だった。

また「模擬投票」は複数回行われ、いずれも「解体反対」が「解体賛成」を大きく上回った。

ところが旧広島市民球場前で模擬投票が開催された時の「結果」を当時の担当課長に告げると「それは球場前だからでしょ」とつれない返事。

それでは、と本通りで模擬投票を行っても「やはり結果は同じだった」と担当課長に告げると「それは本通りだからでしょ」と答えたという笑えない話もあり、こうしたケースは旧広島市民球場解体の是非を問う経過の中で山のように存在した。

そうした広島市側と市民側のすれ違いが積もり積もったその結果が365日の大半がただの空き地と化した球場跡地の現実と、長年、野ざらしのまま何ら活用されることもなく雑草の繁る一部残存のライトスタンド…、ということになる。

古池さんらは「夜間、スクリーンを使っての映像や映画の上映」や「音楽コンサート演劇など」について、パネルを用意して担当課長に説明。「歴史的背景に触れれば有効活用は当然、考慮されるべきで、スタンドは小さくなったがしっかり整備すれば魅力ある空間になる」と訴えた。

また広島市の街作りが近年、従来の紙屋町界隈に加え、JR広島駅周辺地域でも顕在化していることを意識して、「新・旧球場をパレードなどのイベントで結びつければ広島市全体の活性化にも繋がる」とした。

市民球場跡地利用計画公開質問状

なお、残存するライトスタンドを「解体する」としたのは松井市長の下での広島市の判断だが、その松井市長の新市長の椅子を巡り正面からぶつかる広島市長選立候補予定者で元サンフレッチェ広島社長、小谷野薫氏のプランでは「新たに跡地に整備する予定の陸上トラックのないスタジアム(専用スタジアム)の施設の中に、残存するライトスタンドをそのまま組み込み、広島の戦後復興における「奇跡の器」を新たに建設する「希望の器」の一部として半永久的に保存するプランを現在、市民向けに発信している最中である。

旧広島市民球場ライトスタンド
白い鉄製フェンスで球場解体以後、ずっと隔離されたままの残存ライトスタンド

旧広島市民球場ライトスタンド
雨風に長い間さらされており保存状態はよくない(画像は上下とも2015年1月撮影)

新サッカースタジアム取材班

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