攻撃の中心となる谷口木乃実(画像中央手前)らの動きをチェックする中村伸監督
※この記事はひろスポ!「サンフレッチェ広島レジーナ、9月4日、広島広域公園第一球技場に日テレ・東京ヴェルディベレーザを迎えて”シーズン開幕戦”、中村伸監督に聞く」の続編です。
サンフレッチェ広島レジーナは9月4日、新設されたWEリーグカップ、グループBの第1戦に臨む。
会場はホームの広島広域公園第一球技場。WEリーグ2シーズン目の”開幕戦”の相手は日テレ・東京ヴェルディベレーザでキックオフは午後6時。
サンフレッチェ広島レジーナは7月4日にWEリーグ2シーズン目に向けての全体練習をスタートさせ調整を続けてきた。
その間に行った練習マッチの成績と得点者は次のとおり。
7月23日(日)広島経済大学フットボールパーク
試合時間 90分 (30分×3)
サンフレッチェ広島レジーナ 2ー2 ディオッサ出雲FC
【1本目】0-0
【2本目】1-2
【3本目】1-0
得点経過
【2本目】19分:ディオッサ出雲FC(0-1)
【2本目】21分:谷口木乃実(1-1)
【2本目】22分:ディオッサ出雲FC(1-2)
【3本目】22分:谷口木乃実(2-2)
7月30日(土)広島経済大学フットボールパーク
試合時間120分 (30分×4)
サンフレッチェ広島レジーナ 2ー0 ASハリマアルビオン
【1本目】0-0
【2本目】1-0
【3本目】1-0
【4本目】0-0
得点経過
【2本目】27分:谷口木乃実(1-0)
【3本目】25分:大内梨央(2-0)
8月13日(土)広島経済大学フットボールパーク
試合時間110分 (45分×2、20分)
サンフレッチェ広島レジーナ 3ー1 愛媛FCレディース
【1本目】1-0
【2本目】0-0
【3本目】2-1
得点経過
【1本目】33分:松原優菜(1-0)
【3本目】 7分:久保田晴香(2-0)
【3本目】10分:愛媛FCレディース(2-1)
【3本目】15分:大内梨央(3-1)
8月20日(土)広島経済大学フットボールパーク
試合時間140分(45分×2+50分)
サンフレッチェ広島レジーナ 5ー4 シーガル広島U-14
【1本目】0-1
【2本目】1-2
【3本目】4-1
得点経過
【1本目】46分:シーガル広島U-14(0-1)
【2本目】 2分:シーガル広島U-14(0-2)
【2本目】 8分:シーガル広島U-14(0-3)
【2本目】44分:島袋奈美恵(1-3)
【3本目】 6分:大内梨央(2-3)
【3本目】12分:大内梨央(3-3)
【3本目】24分:立花葉(4-3)
【3本目】40分:大内梨央(5-3)
【3本目】46分:シーガル広島U-14(5-4)
8月27日(土)安芸高田市サッカー公園(吉田サッカー公園)
試合時間135分 (45分×3)
サンフレッチェ広島レジーナ 8ー3 サンフレッチェ広島ジュニアユース
【1本目】1-0
【2本目】3-1
【3本目】4-2
得点経過
【1本目】30分:中嶋淑乃(1-0)
【2本目】12分:中嶋淑乃(2-0)
【2本目】14分:サンフレッチェ広島ジュニアユース(2-1)
【2本目】31分:立花葉(3-1)
【2本目】46分:齋原みず稀(4-1)
【3本目】 9分:松原志歩(5-1)
【3本目】13分:サンフレッチェ広島ジュニアユース(5-2)
【3本目】29分:齋原みず稀(6-2)
【3本目】31分:松原志歩(7-2)
【3本目】36分:松原志歩(8-2)
【3本目】44分:サンフレッチェ広島ジュニアユース(8-3)
日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦を前にした中村伸監督のインタビュー(前回記事の続き)
-いよいよ開幕!ですが、1年目も踏まえて、ここはもうちょっとこうしておきたかったな、っていうのはありますか?
中村 1年目はなかなかエンジンがかからなかったのでそこは今年は取り組んでいけたらなと思っています。あとは、シーズンを通してということに関しては選手たちが取り組んでくれることが分かったので、継続して選手たちに何が必要で何をしないとけないのか、これから自分たちが進むためにはこうするんだというところを共有しながら1年目以上の右肩上がりのシーズンにしていきたいと思っています。
-1年目のシーズンからの積み上げの部分としては、テーマとなっている攻撃力アップについてはいかがでしょうか?練習マッチの得点者だけを見ても逞しさを増したというか…
中村 そこを今年はもっと上げていくよ、とスタートの段階で選手たちと話をして共有している部分ですから、そこに目を向けて前向きに取り組んできた形がトレーニングや練習マッチの中では少しずつ増えてきています。現在、しっかり上積みしていく過程の中にいるのかな、という感じです。
-きょうも練習を拝見しましたが誰がスタメンなのか、さっぱり分からないほど同じポジションの選手の力量も拮抗しているようです。競争については…
中村 はい、もういい競争をしてくれています。選手がそのつもりでトレーニングしてくれていますからね。まあ、困らせてもらっています。
-去年以上に?
中村 そうですね!当然、そのつもりでみんなとしっかりトレーニングして来ましたし、去年以上のものを自分たちも作りたいですし、応援してくれる人たちにも見てもらいたいですからね。そういった意識の中で、日々過ごせているのはいいことだと思います。
-当然、守備からの攻撃ということで、いろいろな攻撃パターンがあるやに思いますが、特にこだわっている部分は?
中村 先ほどもおっしゃったように、いろんな形でいろんな選手が得点を奪うという形を多く作りたいなと、そこに目を向けてみんなで共有しながらトレーニングをしてきました。今シーズンはどんどんやれる選手を支援していきたいですね。
-今回はカップ戦があってからリーグ戦という初めての形になりますが、カップ戦とリーグ戦の繋がり、流れはどんな感じになりますか。
中村 うーん、大きく分ける必要はないかな、という捉え方です。リーグ戦といってもそんなに試合数は多くないし、公式戦という場が選手の成長に一番つながりますから。一戦一戦どのゲームも自分たちもそうですし、応援してくださる、観に来てくださる方もいるので全力で挑んでいけるよう準備します。
-以前からおっしゃっていますが、応援する人たちに喜んでもらえる戦い、プレーをしよう!というところをピッチでどう表現するのか?サポーターに向けてひと言お願いします。
中村 1年目のシーズン終盤にいい戦い方を選手たちは示してくれました。自分たちもそれ以上のものを求めてやっています。応援して下さる方々もたぶん、それ以上のものを期待してくれていると思うので、そこを求めてトライしてサポーターのみなさんと同じ目線で進んでいけるかな、と…。1年目以上のものを攻撃でも守備でもお見せしたいですし、当然たくさんのゴールが決まれば嬉しい気持ちになってもらえますし、より多くの勝ち点を取って、我々も応戦して下さるみなさんの元気になる戦いをしていきたいと思います。