画像は第4クォーター、転倒してレフェリーにアピールするドウェイン・エバンス
広島ドラゴンフライズは10月22日、広島市西区の広島サンプラザホールでファイティングイーグルス名古屋と対戦。65-59で勝って3連勝をマーク、通算5勝2敗とした。
広島ドラゴンフライズの前節までの成績
vs横浜ビー・コルセアーズ(広島サンプラザホール)
10月1日(土) ●89-96
10月2日(日) 〇76-68
vs川崎ブレイブサンダース(とどろきアリーナ)
10月8日(土) 〇72-71
10月9日(日) ●70-78
vs滋賀レイクス(うるかちゃんアリーナ)
10月15日(土) 〇86-83
10月16日(日) 〇83-81
B1 第4節GAME1
広島ドラゴンフライズ 65– 59 ファイティングイーグルス名古屋
1Q:13-13
2Q:15-18
3Q:15-16
4Q:22-12
観衆:2,451人
【スターター】
広島:寺嶋良、辻直人、アイザイア・マーフィー、ケリー・ブラックシアー・ジュニア、ドウェイン・エバンス
FE名古屋: アンドリュー・ランダル、エヴァンス ルーク、野﨑零也、中村浩陸、ジェレミー・ジョーンズ
【主なスタッツ】
◆得点
ドウェイン・エバンス 24得点
辻直人 11得点
ケリー・ブラックシアー・ジュニア 8得点
◆リバウンド
ドウェイン・エバンス 12リバウンド
ギャレット・スタツ 5リバウンド
ケリー・ブラックシアー・ジュニア 4リバウンド
◆アシスト
青木保憲 3アシスト
辻直人 2アシスト
ドウェイン・エバンス 2アシスト
ケリー・ブラックシアー・ジュニア 1 アシスト
ギャレット・スタツ 1アシスト
前半28-31のロースコア。
試合後、2,451人の客席に向けて「イチ、二―、サン!勝ちじゃけー」とお決まりの雄叫びを挙げたカイル・ミリングヘッドコーチは会見でこう言った。
「名古屋さんはとてもタフなチームだと分かっていた。前節までで60失点以下が4試合。しかし第4クォーターに全員が戦い抜いた結果、勝つことができた。ヤス(青木保憲)、サド(佐土原遼)、アサさん(朝山正悟)の3人の働きがが大きかった。3人によって雰囲気が良くなり、いいディフェンス、オフェンスができるようになった。バスケは自信を持ってプレーしないといいゲームができない。それをきょう改めて感じた」
43-47で迎えた第4クォーターは朝山正悟、青木保憲、船生誠也、ケリー・ブラックシアー・ジュニアでスタート。途中から佐土原遼も”参戦”した。
全体的に「自信」が漲ると広島ドラゴンフライズは強い!
第1クォーター4点、第2クォーター0点、第3クォーター6点だったドウェイン・エバンスがみんなの思いを代表して最終クォーターで14得点。しかも残り3分34秒からひとりで7連続ゴール(フリースロー含む)の12得点。
逆に失点は全員で12点に抑え込み「3クォーターまでプラン通りだったのに、4クォーターの大事な時間帯でのリバウンド、セカンドチャンス、エバンス選手に1対1でやられてしまった」とファイティングイーグルス名古屋の川辺泰三ヘッドコーチに”白旗”を上げさせた。
カイル・ミリングヘッドコーチが「自信」を口にするのも無理はない。3連勝はいずれも10点差以上をつけられたあと、傷口を広げることなく自分たちで攻守両面での”再生”を果たすことができた。
65得点が今季最少なら59失点も今季最少。
故障離脱のニック・メイヨ(画像手前左)も、ともに戦う
タフなシチュエーションからねじ込むドウェイン・エバンス
第4クォーターの逆転劇に盛り上がるベンチ
ジャンプなし!で相手を抑え込むギャレット・スタツの高さ
チームの大黒柱、ニック・メイヨが負傷離脱して「先週日曜日にオファーを受け、翌日あさ6時には日本に向け飛び立った」というギャレット・スタツの存在も目を引いた。チーム合流4日目で、およそ10カ月ぶりとなるBリーグの舞台に16分54秒。
213センチの高さを生かしたプレーはやはり”規格外”で「またいいコーチ、いい仲間と日本でプレーできるなんてエキサイティング過ぎる!」と新天地広島で新たなスタートが切れたことを喜んだ。
一方、この日、チーム最長タイム33分19秒を記録したドウェイン・エバンスは、調子について「まあ、まあ」と日本語で返したあと「チームが若いので難しい状況の時にはみんなを鼓舞するつもりでやっている」と頼もしかった。
MOMに選ばれて笑顔のドウェイン・エバンス