広島の内田順三二軍監督が今季限りで監督を辞任する。山口・由宇練習場で行われたウエスタン・リーグ最終戦、ソフトバンク戦のあとナインにチームを離れることになった、とあいさつした。
内田二軍監督は広島時代、代打の切り札をして知られ13年間プレー。引退後は打撃コーチとして東出、新井、栗原、嶋らを育て、最近では一軍に帯同中の鈴木誠也や二軍の大砲・高橋、それにシーズン大詰めでのソフトバンクとのし烈な優勝争いの原動力のひとりとなった美間らを育ててきた。
また投手も一軍でなかなか実績の残せなかった福井の再生や中崎、戸田ら若い投手の長所を引き出す指導で一軍戦力の底上げに貢献した。
二軍監督3シーズン目の今季は再調整の外国人選手や栗原、東出らベテラン戦力と育成主体の若手起用のバランスをとりながら2季連続優勝中のソフトバンクと最後まで優勝を争う中、若ゴイたちに貴重な経験を積ませた。