画像は坂倉
逆転優勝への反転攻勢を目指す広島はしかし8月16日の阪神17回戦に3対5のスコアで敗れた。
このため本拠地マツダスタジアムで阪神の優勝マジック29が今季初めて点灯する事態となった。
この試合で新井監督は天敵左腕・大竹対策として「六番ファースト坂倉」のカードを切った。大竹は左打者の対戦打率が右よりかなり高い。
「捕手1本」と新聞やテレビが開幕前から散々繰り返してきた坂倉が「捕手1本」でなくなった。
だが、ひろスポ!は2月のキャンプ以降、一度も「捕手1本」の記載をしてこなかった。
理由は簡単。時々、坂倉が捕手以外の気配を醸し出していたから、だ。
以下の記事はその一例だ。
君はノックを受けない、はずの「捕手一本」坂倉将吾を見ていてマツダスタジアムでのオープン戦開幕前に思うこと | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
(2023年3月11日掲載)
新井監督は試合後の会見で坂倉には一塁手として起用するケースはある、と伝えていたと明かした。そんな気はしていた。「キャッチャー選任は長い目でみたら自分たちの首を絞める」という関係者の声も昨年末の時点で耳にした。
実際、開幕してしばらくは「選任」だったが試合途中でファーストに入ったケースがすでにこの日以前に2度あった。上記記事内で指摘したことが現実になっていた。
残り試合が減っていく中での阪神追撃の結果、仮にリーグ優勝には届かずとも、その先でにはクライマックス・シリーズからの下剋上も想定される。
広島打線の”3球士”は龍馬、秋山、そして坂倉だ。今は小園がその3人に迫る勢いだが、野間にはそこまでの”出力”はない。
限られた人材、有効活用するのがベストチョイス!
君はノックなんか受けない、と思いながら…
あと少し虎に近づいて欲しくて
ノックなんか受けないと思うけれども
…コイに焦がれてきたんだ…