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2023年08月22日
編集部

中国電力とカープがむしゃらポイント、上関の核燃料中間貯蔵施設、福島汚染水海洋放出、関電と経産省と岸田総理の亡国トリオが招く日本と瀬戸内の未来

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佐田岬
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画像は伊方原発がある佐田岬半島の佐田岬灯台と上関につながる瀬戸内海域、ひろスポ!取材班撮影

 

 

8月22日午前10時30分、NHKBS放送の「突撃!ストリートシェフ@台湾」の画面に速報が表示された。

 

 

その文言は…

 

 

福島第一原発 処理排水の海洋放出
早ければあさって開始 政府が決定

 

 

…だった。

 

 

今さら“速報”もないだろう。最初から筋書はできている。「決定」から実施まで中1日。都合が悪いことはギリギリに決める。それが権力者のやり方だ。国家権力ならなおさらそうだ。

 

 

韓国や中国は、それぞれの思惑ですでに1年以上前からこの件ではメディアと国民が大騒ぎしてきた。だが、その事実を日本のメディアは適宜、深みをもって伝えてこなかった。

 

 

そんな日本国内メディアが漁業関係者や被災地の思いをこれまで的確に伝えてきたかどうか?これまた甚だ疑問である。

 

 

筋書に沿って岸田首相は21日のしかも夕方、全国漁業協同組合連合会の坂本会長らと面会して放出に理解を求めた。「たとえ今後数十年の長期にわたろうとも、全責任を持って対応することをお約束します」と伝えていたが、岸田さん(広島から親しみを込めてこう呼ばさせてもらいます)の余命はせいぜい20年…

 

 

しかしメルトダウンしたフクシマの、手のつけられない燃料デブリという怪物を退治しいて日本のこどもたちを負の遺産から”救う“までまでには、50年あってもぜんぜん足りないはずだ。現政権が責任を取ることは絶対ない。国や東京電力は最長40年と言っているが、それより絶対長くかかることは誰にでも分かる。

 

同じ21日、広島の民放局「テレビ新広島」が夕方ニュースで、原子力発電所から出る使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設の是非に揺れる山口県上関町の現状を特集で伝えた。

 

 

テレビ新広島は中国電力資本が入っている。伝えた内容はなかなかよく構成されておりニュースデスクや局責任者の苦労の跡がうかがえた。ただ、賛成派町民にマイクを向けてその声を紹介する一方で反対派の声を丁寧に拾うことはしていない。我々のような「目」(ひろスポ!デルタルハンター班)は、すぐにその「偏り」を見抜く。多くの視聴者はそんな“複雑な仕掛け”には気付かない。

 

 

一方で報道マンとしての意地もあるから、反対派の声は現場の騒動の中からガンマイクで拾っていた。だが、ニュースの主旨からすれば、それだけでは足りない。賛成派がひとりなので反対派もひとり、あるいはふたり紹介してもバランスは取れる。なぜか?町の最高権力者である西哲夫町長が賛成派側に片足を突っ込んでいるから、だ。

 

 

テレビ新広島ニュースの中で西町長は「持続可能なふるさと、上関町を次世代につなげることが私の使命」とこれまた岸田さんのようなことを言っているところが報じられた。

 

 

だが西町長とてこの先30年、50年と生きる訳ではない。「中間貯蔵施設」という怪物は、国のトップや町のトップが軽く「責任を持ってやります」と言えるような代物ではない。分かりやすく言えば、核エネルギーで昭和の日本に壊滅的な被害を与えたゴジラといっしょ。また必ず日本列島は巨大津波や大地震に襲われる。北朝鮮や中国からミサイルが飛んでくるかもしれない。ひとたび瀬戸内海に眠る怪物が目覚めたら、今の科学力では太刀打ちできない。

 

 

こういう次元の話はイメージをいかに広げることができるか、にかかっている。東日本大震災で核汚染を引き起こした東電の経営陣はそこが欠落していた。

 

 

ロシアのウクライナ侵攻から24日で1年半になるが、ロシアでは国民に伝えられない事実がてんこ盛りになっている。習近平の中国もそう。そして日本も、さらには「カープ村」が幅を利かせるこの広島もそう。広島ではカープ球団に不都合な真実はみんななかったことにされる。

 

テレビ新広島のニュースVTR↓

「中間貯蔵施設」の建設調査受け入れ 町長決断の背景 賛否に揺れる上関町(テレビ新広島) – Yahoo!ニュース

 

以下、テレ朝ニュースは住民の声を拾うことはせず、町が大騒動になっているという部分が強調されている↓

山口・上関町 中間貯蔵施設の調査 受け入れ表明(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース

 

日テレニュースは頭から騒動を強調↓そうこのニュースのポイントは反対派の声、フクシマ汚染水で漁業関係者の声が上がっているのと同じ構図だ

“中間貯蔵施設”調査を山口・上関町長が受け入れ表明 役場前は反対派で一時騒然 – YouTube

 

中国電力のHPによると上関原発計画が持ち上がったのは1982年6月。当時の町長が町議会で「町民の合意があれば誘致してもよい」と発言した。

 

その後、町を二分した騒動になる訳だが、ひろスポ!デルタルハンター班は何度か上関の人たちが広島市中区の中国電力本社に押し掛けたのを目撃した。

 

その時本社ビルはシャッターを下ろして巨大な要塞と化していた。決して反対派の人たちの声には耳を傾けない。電力エネルギーを供給する側もまた当然ながら権力者だ。

 

その権力者たちが暴走するとどうなるか?

 

中国電力の株主総会で社長、会長の取締役辞任や中川賢剛新社長の就任が承認されたのは6月末。新電力顧客情報の不正閲覧やカルテル問題の責任を取り旧経営陣トップが経営から退いたが、闇カルテルによる課徴金が他の電力会社より遥かに多い707億円という末期症状的ペナルティだから、とてもまっとうな企業とは思えない。

 

そのまっとうでない中国電力が、同じ穴のムジナの関西電力と手を組み進めようとしているのが上関への中間貯蔵施設だ。

 

権力者たちの“連携プレー”については、以下の記事が実によくその実態を突いている。古賀茂明さんを手本にひろスポ!デルタルハンター班も取材を進めたいと思う。

 

関電と経産省、岸田総理は「亡国トリオ」だ 古賀茂明(AERA dot.) – goo ニュース

 

 

「トリオ」となっているのは、上記記事内から引用すると「関電は中国電を後ろで操り、地元との調整は中国電にやらせる。関電は成果だけを享受する」構図だから。しかし中国電力もまた瀬戸内海に核の掃きだめを作ることでこの先何十年というスパンで巨費を手にすることができる。何という構図。何という亡国カルテット…

 

ひろスポ!が中国電力を“警戒”するのは広島スポーツを支援することで同社が「亡国」のイメージを汚染水を海水で薄めるかのごとく和らげようとしているから、だ。

 

「中国電力は広島スポーツを応援しています」的なプロパガンダを様々なメディアや機会を通じて発信している。広島っ子、瀬戸内海っ子たちへの負の遺産を計画しながら、同時に広島っ子たちを応援する、はないだろう。

 

 

中国電力は長らくカープとは表向き疎遠の立場にあった。しかしフクシマ暴走が国内電力自由化を推し進める結果となり、2016年4月、一般家庭でも小売電気事業者(PPS)から購入可能になると、全国区の有名タレントやカープ選手を起用したCMを盛んにオンエアするようになった。

 

今季もシーズン前に最新バージョンCMを用意していたが、闇カルテル追徴金報道などの影響でテレビCM「中電がむしゃらポイント」編は自粛されたようだ。7月上旬にチラッと確認できたが、またすぐ見かけなくなった。

 

県内最大企業グループの中国電力と手を組むカープ球団もまた権力側にあり、時の総理である岸田さんが何といっても一番のカープ応援団だから問題の根は深い。

 

伊方 愛媛県八幡浜市
伊方原発30キロ県内にある愛媛県八幡浜市の八幡浜にあるどーや市場、そのHPには次のような紹介がある。汚染水とは無縁の世界は永遠か?

巻き網漁、トロール漁などで四季折々の魚種がなんと400〜500種類と、日本有数の種類の魚が揚がる魚の宝庫八幡浜魚市場に隣接し、道の駅、みなとオアシス八幡浜内に位置するどーや市場は仲買人が競り落とした魚をすぐに浜値で店頭販売する市場です。
とれたての新鮮な魚介類を所狭しと並び、威勢のいい掛け声が飛び交い活気あふれる場内は、魚を見ているだけで楽しいと観光客にも大変喜ばれています。
新鮮で安全・安心な魚介類が浜値で買えてしまうから、地元の台所として親しまれ、
毎日のように通う常連客が多いことでも有名です。


どーや市場に並ぶ海の幸、撮影はいずれもひろスポ!取材班

 

ところでまだほとんどのメディアが報じていないが伊方原発と上関は瀬戸内海を挟んで至近距離にある。あのチェルノブイリもフクシマも半径30キロ以内に立ち入り禁止区域を設けているが、伊方と上関の半径30キロを見るとかなりの海域が重複する。そこであの怪物の口から放射能が照射されれば広島湾もひとたまりもない。

 

戦後復興期の1954年11月、水爆実験によって目覚めたゴジラは東京に上陸して再建途中の都心を破壊した。今度は上関の美しい風景にその影が…

 

い・が・た・が・も・れ・た・ら・だ・れ・も・が・た・か・い

 

この恐るべき“暗号”の意味と、我々”地球人”は真剣に向き合う時が来たのではなかろうか?(ひろスポ!デルタルハンター班&田辺一球)

 

デルタルハンターパソコン1台を武器にネット上のオープンソースからデーモン・プーチン(ひろスポ!造語)のような地上に存在する災いや巨悪の動きを正確に暴くデジタルハンターを模した造語である。広島市は三角州(デルタ)上に形成されており、デルタルハンターはネット上の情報と街中などで集めた情報を総合的に勘案してそれを記事にまとめる。

本家のデジタルハンターはNHKで再三取り上げられており、インターネット上にある情報、画像、動画などを検証して、事件・事故・国際紛争などにおける事実を導きだす、オープン・ソース・インベスティゲーション(公開された情報源の調査)。ロシアのウクライナ侵攻においても大きな存在感を示しており、暴かれる事実の大半が権力者側にとっての「不都合な真実」である。

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