画像はデビッドソン、後方中央は新井監督、その右は藤井ヘッドコーチ
9月19日に予告先発が発表された。あす20日の広島-DeNA25回戦(マツダスタジアム)は広島が大瀬良、DeNAが東…
本拠地での一戦とはいえ、広島にとっては厳しい“大一番”になるかも、だ。
広島は前日18日、バンテリンドームナゴヤで勝てる試合を落とした。最下位中日相手に6点ビハインドから追いつき九回には1点勝ち越しに成功。栗林で締め、のはずが二死無走者からビシエドに同点ソロを浴び、延長十一回にはイニング跨ぎに不慣れ?な大道が3連続四球の無死満塁からカリステにサヨナラ打を許した。
その試合の最中に、やはり延長戦になった甲子園ではDeNAが阪神を振り切りあす20日のマツダスタジアム決戦の“挑戦権”を手にした。2位広島が負けたことで、3位DeNAとのゲーム差は3から2になった。
広島はあすのDeNA戦も含めて残り7試合。4勝すればクライマックス・シリーズ進出は決まる計算だが、本拠地開催権のある2位確保に向けてはDeNAとの最後の直接対決にまずは勝っておく必要がある。
仮に負けて1ゲーム差になれば、3試合多く残すDeNAが勢いづく可能性があるからだ。
広島の残り試合
巨人戦の東京ドーム以外はマツダスタジアム
20日(水)DeNA
23日(土)巨人
24日(日)ヤクルト
26日(火)中日
29日(金)中日
30日(土)阪神
10月1日(日)阪神
DeNAの残り試合
20日と30日、10月4日以外は横浜スタジアム
20日(水)広島
22日(金)中日
23日(土)中日
24日(日)巨人
25日(月)巨人
26日(火)巨人
27日(水)ヤクルト
29日(金)阪神
30日(土)ヤクルト
10月4日(水)巨人
大事な試合を託される大瀬良には、言葉は悪いがあまり多くは期待できない。
8月以降の以下に記した6試合の成績を見れば一目瞭然。5回で交代となれば、そのあと継投が大事になる。
8月
6日 DeNA戦5回4失点、負け投手
15日 阪神戦4回5失点、勝ち負けつかず
23日 DeNA戦5回2失点、勝ち投手
30日 巨人戦6回無失点、勝ち投手
9月
6日 中日戦5回3失点、勝ち負けつかず
13日 ヤクルト戦5回1/3、3失点、負け投手
大瀬良が3点失えばかなり状況は厳しくなるだろう。菊池、野間、西川らをコンディション不良で欠く広島打線が東の前に“不発”に終わるケースが想定されるからだ。
ローテでいけばあす20日は今永だったが、DeNA三浦監督は中5日の東を持ってきた。10連勝中の東を残り10戦の軸としたいのだろう。
しかも今季、広島戦の対戦成績は5試合3勝0敗、防御率1・95。今永の5試合1勝1敗、防御率2・61より遥かにいい。
しかも直近の登板は9月7日のマツダスタジアムで、9回116球8安打8三振無四球、末包のソロによる1失点完投勝ち。
その前が8月24日の横浜スタジアムで7回95球5安打3三振無四球1失点、勝ち投手。六回まではゼロを並べた。先に記した大瀬良の直近のDeNA戦の数字と比べれば、差は大きい。
もちろんこうした過去の数字と“本番”は別モノだ。ただし、広島打線は今季、阪神大竹と7度対戦して6勝(0敗)を献上するなど、特定の左腕に大苦戦する傾向にある。
仮にクライマックス・シリーズに両チームが進めば、また広島打線vs東…となるだろう。
カギを握るのはマクブルーム、デビッドソンか?東から、ともに敵地で今季柵越え!警戒してくるであろうDeNAバッテリーの隙をうまく突きたい。9月の月間打率・398,同得点圏打率・455の小園や、前回対戦で4の3と左腕を苦にしなかった堂林が得点圏で打席に入る形を作りたい。(ひろスポ!取材班&田辺一球)