トップ画像はラッセル選手、この日のサーブレシーブ成功率77.4
2023-2024 V.LEAGUE Division 1 MEN
レギュラーラウンド
第1週 第1戦/ 全18週36戦、2023年10月21日(土)
広島県福山市・エフピコアリーナふくやま(福山市総合体育館)
vsサントリーサンバーズ(全4対戦 第1戦。昨季は0勝4敗)
JTサンダーズ広島 ホームゲーム
観戦者数: 1280人
昨シーズン終了後から、パリ五輪最終予選(OQT)があったり、同時進行でアジア大会があったり、で「龍神NIPPON」に選出されている選手はバチ忙しかったと思います。
結果、アジア大会では銅メダル。(新井雄大選手が銅メダルを持ち帰りましたよ!)
OQTではグループ中2位となり、パリ五輪出場切符を手に入れました!
男子バレーボール選手のメディア露出度も上がって、私ですら「バレーボール、盛り上がってるね」と職場で話しかけられる場面があったし、ホクホクです。
JTサンダーズ広島は、10/8〜11の間、「広島県」代表として『2023 燃ゆる鹿児島 国民体育大会』バレーボール成人男子競技 に出場し、見事、優勝!
国体ですから、当然ラッセル、ジャンはいません(ラッセル選手はアメリカ代表としてOQTに出場。ジャン選手はアジア大会に中国代表として出場)。
選手団は、井上慎一朗主将、山本将平、阿部、熊倉、武智、西、坂下、平井、川口、金子、井上航、西村の12人で構成。鹿児島県いちき串木野市は広島から片道550km。車に乗って遠路はるばる、応援してきましたよ!プレシーズンとして。
元気な大学生が拾って拾って繋いでくるのを、こっちも負けじと拾って(クマさんのナイスディグ!もたくさんあった)、最後にクマさん、もしくはラリー中のミドル攻撃、サイドからのテンポの速い攻撃、で最後の点を取っていってました。OH陣の守備が固かったのも勝因だったと思います。
さて、今シーズンは、JTサンダーズ広島は国体に大半のメンバーが出場していることもあり、元々今日10/21が開幕日。
V.LEAGEは先週10/14から開幕しているわけですが、OQTの最終戦が10/8。…まぁ、龍神に招集されているメンバーは開幕戦無理ですよね,普通。まぁ、JTはこれまでもシーズン途中にトムさんたちが国代表で試合に出るから抜ける、ということはあったし、なんなら龍神NIPPONチームから帰ってきたばかりでチームの他のメンバーとちゃんと合わせてなかったり、日にちがあまり空いてなくて休みが取れてない場合は合流を遅らせたりしてたから、今回もそうなるんだろうなぁ、くらいに思ってた。
まさか、国際バレーボール連盟から「リーグ始まってもOQTに出場した選手は21日からしか選手を出しちゃいけません」と注意を受けて、それに対してV機構に文句をいうチームがあって、既に決まっていた開幕戦(当然チケット販売も終わっている)を中止・延期する、って…ねぇ(結果、延期したのは2チームだけ。…対戦相手も含めると4チームだが) 。
2025年5月開催の世界バラ会議の幟(手前側)と並ぶJT選手の幟旗
色々ありましたが、今日、V1全チームが試合を開催するので、本当の意味で、「開幕」です。
さぁさぁ!
開幕戦の結果は、どうなった?!
25-23
25-23
20-25
25-19
今シーズン初戦。昨季は一勝(どころかセットすら)も獲得できていない、サントリーが相手。
勝ちました!!
勝ちました!!
スターティングメンバーは
OH:ラッセル(今年、副将)、新井
MB:三輪(移籍)、安永
OP:ジャンチュアン
S:前田(移籍)
L:唐川、西村(今年、副将)
ベンチ入りメンバー:井上慎一朗(今年、主将)、山本将平、坂下、金子、川口、阿部
ベンチ外:井上航、西、武智、平井、熊倉
こうして改めて観てみると、国体出場組をしっかり外しているようにも思えます。
違うかもしれんけど。
今日のJTには、粘りがあった。強烈な一発を相手OPに叩き込まれようと、MBの速い攻撃がこようと、とにかく上げて繋いで、反撃する機会を探す。これが昨季、一昨季には足りなかったところだと思ってました。
今日の一戦、「勝ちたい」。その気持ちが、相手を上回った、と思います。
本日のVOMは、チュアン選手と唐川選手。
(後で、この試合でVリーグ栄誉賞獲得した山本将平選手の受賞お祝いセレモニー、新加入選手前田選手と三輪選手のインタビューがあったので、その選手は避けたという関係もあるかと思いますが)
今日の試合、新加入のS前田選手、MB三輪選手がいきなりスタメンだったわけですが。
センター線を果敢に使う前田選手のトスワークも良かったし、三輪選手の、打ち気をバチ見せるマジ囮、相手ブロッカーが頂点から落ち始める一瞬まで空中で待つ、とか、もう、誰がVOMでも良いくらい最高だったんだが。
この日の試合出場でVリーグ栄誉賞を受賞した山本選手の強烈なサーブで相手を崩す
今季移籍入部の前田選手の安定したトスワーク
安永選手を囮にして後ろからラッセル選手のパイプ攻撃が決まる
でも、敢えて、誰か1人にだけVOMをあげる、となったら、私は今日は、ラッセル選手にあげたいですね。
全ての攻撃は守りから。バレーボールは派手な攻撃にばかり目が行きがちですが、実は「ボールを落とさない方が勝ち」というゲームであるわけで。その際に、全ての始まりになるサーブ→レセプション。
今日のラッセルのレセプ、もう、神!
相手OPのアタックを拾うディグも、もう、神!
取れなかった!とコートの仲間にアピールするラッセルは、もう神超えて、究極可愛い💕萌え〜💕
今シーズンで2シーズン目に入る、ラッセルとジャン。ラッセルは日本語が本当に上手になられて。カウントダウンメッセージの「あと1日」ってのを、完全にアクセント正で発音!萌え〜💕
今シーズンは、ラッセルのことは「ロン」、ジャンのことは「チュアン」と応援団が言うことに決定してて、より2人が身近になった気がする。
ここ数年、リーグ順位が上がらない、というか、特定のチームに勝てない、状況があって。サントリーには、昨季0勝。それどころか獲得セットも0だった。繋げばチャンスもあるのに、途中経過のところで「諦めて」いた気がする。
でも!
今季は違う!
井上慎一朗選手が新しく主将に就任し、ロサノ監督も2シーズン目、ロンもチュアンも2シーズン目、ということで、お互いがお互いを理解できて、「まとまり」が生まれてる。
小野寺くんが、野球で言うところのFAしてサントリーに移籍して、JTサンダーズ広島から龍神NIPPONに登録されているのは新井くんだけ、ということになった(三輪くんも登録されているが、OQT組&アジア大会組が招集された時になぜか落選)。
当然、JTの顔,としてメディアに呼ばれることも増えて、新井くんの中の「決心」ようなものが固まったのが、良かったのだと思います。
今年は楽しくなりそうです。
エフピコアリーナふくやまは柿落としがVリーグファイナルだった、バレーボールには縁が深い体育館。柿落とし以降、福山大会はエフピコでおこなっているわけですが、今日の試合後の主将インタビューで、井上慎一朗選手が、「勝ちましたーーーーー!」と感慨深く第一声をあげて、エフピコではまだ未勝利で、実は鬼門になっていたことを知りました。
今日の初めの一歩、が、大きな一歩になりますように。
明日も現地で応援です!
頑張れ、JTサンダーズ広島!
頑張ろう、NIPPON!
(ちゃこ)
今年キャプテンを務める井上慎一郎選手のあいさつ
シーズン1勝目を記念して背番号1の安永選手を中心に写真撮影