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2023年11月17日
編集部

WEリーグカップ女王のサンフレッチェ広島レジーナ、リーグ戦トップ3目指しさらに羽ばたく…第1戦注目は髙橋美夕紀、中嶋淑乃、立花葉、渡邊真衣、柳瀬楓菜、島袋奈美恵、市瀬千里…

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サンフレッチェ広島レジーナ
  • 3

    飛翔会

  • 2

    ダグ

  • レッドヘルメット

画像はAC長野パルセイロ・レディース戦を控えて練習を見守る中村伸監督と島袋奈美恵(中央)、髙橋美夕紀(左)

WEリーグカップ優勝から1カ月、リーグ戦突入のサンフレッチェ広島レジーナは「女王の翼」で羽ばたく。

サンフレッチェ広島レジーナは11月18日、アウェーの長野県長野市の長野UスタジアムでAC長野パルセイロ・レディースと対戦する。キックオフは午後2時。

 

3季目を迎えたWEリーグはすでに11月11日に開幕して第1節を行った。サンフレッチェ広島レジーナの第1節の対戦相手、三菱重工浦和レッズレディースが11月6日から12日までタイとウズベキスタンで開催されたAFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournamentに参加したため、対戦カードが12月に変更された。よってサンフレッチェ広島レジーナにとってはAC長野パルセイロ・レディース戦が開幕戦となる。

 

 

 

サンフレッチェ広島レジーナは1カ月前の第2回WEリーグカップ決勝(川崎市・等々力陸上競技場)でアルビレックス新潟レディースとの熱戦を制して同大会2チーム目の女王の座を手にした。延長0-0の末、PK戦を制しての劇的勝利だった。

 

第1回WEリーグカップ優勝の三菱重工浦和レッズレディースはその勢いで昨季(2022-23シーズン)のWEリーグも制している。WEリーグ元年、2021-22シーズン優勝はINAC神戸レオネッサ。この2クラブになでしこリーグ時代からの強豪日テレ・東京ヴェルディベレーザが「3強」と言われる国内女子トップグループにサンフレッチェ広島レジーナが風穴を開けたことで関係者、サポーターからは驚きの声とともに国内女子サッカー界活性化への期待の声も高まっている。

 

 

 

WEリーグカップ優勝のあと、すぐに鹿児島県指宿市でキャンプを実施したサンフレッチェ広島レジーナはその後、サンフレッチェ広島ジュニアユースなどどのトレーニングマッチを通じてリーグ戦開幕に備えてきた。

 

チームとしての課題はWEリーグカップ開幕前の時点で「毎試合、失点ゼロを目指すことと、得点を増やすこと」(中村伸監督)に置かれていた。

 

 

WEリーグカップ、グループリーグ予選でのその「課題」の克服状況はと言うと…

グループリーグ成績

8月26日(広島広域公園第一球技場)〇4-1 マイナビ仙台レディース
得点者=市瀬千里、中嶋淑乃、髙橋美夕紀、松本茉奈加

9月3日(ヨドコウ桜スタジアム) 〇2-1 セレッソ大阪ヤンマーレディース
得点者=小川愛、中嶋淑乃

9月9日(広島広域公園第一球技場) 〇1-0 ノジマステラ神奈川相模原
得点者=上野真実

9月17日(浦和駒場スタジアム) 〇2-1 三菱重工浦和レッズレディース
得点者=柳瀬楓菜、小川愛

9月30日(セットエーオリプリスタジアム) △1-1 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
得点者=髙橋美夕紀

……

 

 

グループリーグ5試合で10得点、4失点。「トップ3」を目指しながら5位だった昨季(2022-23シーズン)は20試合で21得点、27失点だったから現時点ではかなりの改善、成長が見られたことになる。

 

トレーニングマッチなどを取材した上でのひろスポ!のAC長野パルセイロ・レディース戦での注目選手は…

 

・今季からの新戦力であるFW髙橋美夕紀やMF松本茉奈加、DF市瀬千里

・市瀬千里とともに最終ラインを固めるDF呉屋絵理子、DF左山桃子、DF島袋奈美恵

・ボランチとしてWEリーグカップでフル稼働したMF柳瀬楓菜、柳瀬楓菜とも連携しながら豊富な運動力で攻守両面において献身的なプレーに徹するMF渡邊真衣

・キャプテン近賀ゆかりと、先ごろ開催されたパリ五輪アジア2次予選で目覚ましい活躍を見せたMF中嶋淑乃、中嶋淑乃とともに「女王の翼」を担うMF立花葉

……

 

故障者もいるが仕上がり順調な選手も多い。AC長野パルセイロ・レディース戦を前に、中村伸監督に話を聞いた。

 

 

-監督さんにはWEリーグカップ戦前にお話を聞いて以来のインタビューになります。簡単にWEリーグカップグループリーグ、決勝の総括、感想をお願いします。

中村監督 グループリーグに関しては新しい選手が入ったのもあるし、試しながらいろいろトライしながら、というところが当然ありましたけど、自分たちが(過去2シーズンで)積み上げてきたもの、プラス新しく入ってきた選手たち、それを合わせながらではあるけれど“今やれること”をすべて毎試合ごと出し切ろう、という形でグループリーグに臨みました。それはトレーニングからもそうです。しっかりトレーニングでトライしながらゲームに挑めたかなと思います。

その中で結果がああやって出たことで、選手たちの中での自信にも繋がり、それが決勝戦という大きな舞台でもしっかり表現できたことで、カップ戦での成果に繋がったと思います。それは良かったな、と思います。

 

-決勝の120分間プラスPK戦は選手にとってどんな意味があったのでしょうか?監督はどう見ていますか?

中村監督 ほんとに、よくやってくれたかな、というひと言に尽きると思います。ああいう大舞台を経験した選手は多くないですし、初めての選手もいる中で、ファン・サポーターの人がたくさん入ってくれた雰囲気の中でもほんとに楽しんでやってくれました。グループリーグ戦5試合でしっかり表現して、目の前の試合で持っているものを全部出す、という部分を決勝でも出し惜しみすることなく出してくれたのかな、と思っています。

 

-監督ご自身も女子チームを率いるのは初めてで、試行錯誤の中ここまでやって来られて、結果が出ました。カップ戦優勝をどうご自身として受け止めていますか?

中村監督 ああやって結果が出て、選手がそういう経験ができたし、喜んでくれるファン・サポーターの方が大勢いらっしゃって、みなさん笑顔になってくれていたので、純粋にそういう笑顔を見られてとても嬉しかったですね。

 

-そのたくさんの笑顔があったカップ戦からの積み上げで、ここからリーグ戦ではどんな戦いを目指しますか?

中村監督 はい、まあスタンスとしては大きく変わりません。今までのスタンスでやっていくことが大事かな、と思っています。カップ戦で結果が出たとは言ってもそれですべてクリアになった訳ではありませんから。自分たちのチームのレベル、選手個々のレベルもそうですが急に上がることはありませんからね。

今自分たちのやるべきことに向けて、しっかり整理しながら課題と向き合いながらしっかりと成長していく、っていう取組みを引き続きやっていくことに変わりはありません。

 

-カップ戦前には毎試合無失点と1点でも多く取りたいとおっしゃっていました。そこはリーグ戦でも変わらない?

中村監督 変わりません。はい。その部分はまだまだ高めていかないといけません。高めていかないといけないことはたくさんありますし、カップ戦とはまた違ってリーグ戦では成果が出たぶん、難しい戦いや厳しい戦いがよりいっそう増えると思うので、そこはしっかり向き合ってやっていくことが大事かなと思っています。

-「トップ3を目指す」というクラブ目標、そこは変わりませんか?

中村監督 はい、今シーズンはそういう目標を立ててスタートしていますから、まだ始まっていませんが、そこは掲げた目標を掴み取れるような取り組みをしていきたいなと思っています

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