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2024年01月11日
編集部

カープダイアリー第8490話「広島に新たな平和の翼、戦禍のパレスチナ、ベイルートも参加するアジア杯開幕を前に」(2024年1月11日)

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エディオンピースウイング広島
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    飛翔会

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    ダグ

  • レッドヘルメット

画像は川面にその姿を映すエディオンピースウイング広島

 

広島が生んだ希代の指揮官、森保一監督のSAMURAI BLUEが現地時間の1月12日に開幕する(日本時間は13日午前1時)カタールアジア杯に参戦する。もちろん目指すはアジア王者。

 

森保ジャパンの代表戦が予定されるエディオンピースウイング広島では11日からスタジアムオープニングイベントの一般参加者募集を始めた。

 

エディオンピースウイング広島はそのピッチからサッカーを通じて平和発信する使命を負っている。

 

今回のアジア杯には、戦闘状態にあるパレスチナやレバノンも参加する。

 

田辺一球|noteからの関連記事を流用する。

 

 

カープダイアリー第8490話「広島に新たな平和の翼、戦禍のパレスチナ、ベイルートも参加するアジア杯開幕を前に」(2024年1月11日)

 

 

年明けから早くも10日が過ぎて国内では能登半島地震の被害が広がり続けている。予想されたことだが、その全容はいまだにつかめていない。被災者を取り巻く環境は日々、厳しさを増している。災害関連死が一気に増える恐れすらある。

そして予想通り、石川県志賀町にある北陸電力「志賀原発」(停止中)の雲行きも怪しくなってきた。地震発生当初は2号機の変圧器からの油漏れをいかにも“ちょろっとだけ”のように発表していたが、次には“かなり漏れてました”、その次には“海面にも油膜がありました”となった。そんなこことで「何の影響もありません」を繰り返してもまったく信用できない。

東日本大震災では、あれだけの被害をこの国にもたらせながら東京電力は嘘に嘘を重ねてきた。今なお誰のせいで人類史上ワーストのメルトダウンが起こったのかはっきりしない。

北陸電力は肝心の津波の水位についても「水位計に変動ない」から「1~3メートルの津波が複数、発電所に到達していた」に言い換えた。

原発は稼働していなくても燃料プールの冷却のため多量の電力が必要だ。今は予備電源がどうの、こうのと言い訳して「安全」を強調しているが、もう一度、大きな揺れが来たら“第2フクシマ”にならないか…?

 

 

平和を希求し、そして実践してきた日本人、そして日本国。だが、それは通常時の話であり、非常時に対する備えは実に脆弱だ。

羽田航空機事故もそう。そんなことを“やらかす”先進国はない。こちらは日が経つにつれてその全容が明らかになりつつあるが、要は司令塔である管制官の仕事が過密過ぎる、ということ。

狭い空港なのに同時に複数の発着を管理するからそうなる。実はその大変さは管制官自身が一番良く知っている。だから飛行機を使わず移動は新幹線オンリーという管制官が、たぶん大勢いる。

 

 

 

国外に目を向けると、パレスチナ・ガザ地区を総攻撃していたイスラエル軍が、北で接するレバノンとの交戦まで本格化させつつある。イスラエル軍の侵攻によって生まれたヒズボラはガザ地区を支配するハマスより各段に手強い。戦禍は広がる。

ウクラウナに侵攻したロシアもそうだ。東ヨーロッパ各国は自分ごととしてプーチンを注視している。スウェーデンの民間防衛担当トップは現地時間7日の防衛会議で、スウェーデンで戦争が起こるかもしれない、と語ったことをイギリスBBCニュースが報じている。いつロシアのミサイルが自国に飛んでくるか?ということなのだろう。

北と韓国も年明けからきな臭い状況になっている。北朝鮮が5日から7日にかけて砲射撃を行った対抗措置として韓国も北と同地域での射撃訓練を行う、と発表すると同時に、偶発的な戦闘などを避けるために設けられていた海上の「敵対行為中止区域」はもはや存在しない。と“ダメ出し”した。理由は北朝鮮が「3600回」もこの規程に違反したからだという。

台湾海峡にも怪しげな雲が漂う。4年に一度行われる台湾総統選挙が2日後に迫ってきた。どんな手を使ってでも台湾を自分のものにしたい中国の“圧”を受けながら“第2の香港”になるのか、抗うのか、フェイク情報が飛び交う中、台湾の人々の選択が日本を巻き込むことになる東アジア情勢を大きく左右する。

 

 

平和な世界は夢のまた夢。しかし指を食わて見ているわけにはいかない。広島からサッカーを通じて平和を世界に向けて発信…

この日、広島では2月供用開始となる新サッカースタジアム、エディオンピースウイング広島のオープニングイベント一般参加者の募集が始まった。

同スタジアムは2月10日のプレシーズンマッチ、サンフレッチェ広島vsガンバ大阪がこけら落としとなる。

続いて翌11日に開催される「広島サッカースタジアムオープニングイベント」では、シニア層、女性、親子など誰もが芝生の上でプレーすることができる。真新しいスタジアムのスタンドを見上げながら体を動かすのは爽快だろう。

ピッチ外のイベントは応募なしでも楽しむことができる。3階フロアのコンコースやスタンドへの立ち入りもOKだ。キックターゲット、スタンプラリー、スピードガンなどの各種アトラクションのほか、日本代表グッズ販売、キッチンカー見学時間は午前10時から午後3時30分まで。近隣の住民、市民、県民はタダでスタジアム気分を満喫できる。

 

 

広島県サッカー協会の宗政潤一郎副会長兼専務理事の話
「ピッチの上でみなさんにプレーしていただく、スタンドを見上げていただく機会はなかなかないと思います。普段とは逆の経験をぜしていただきたいと思います。広島はサッカー御三家ですし、今年で協会創立100周年を迎えます。日本協会の次に古い歴史がありますからサッカーを盛り上げていかなければいけません。広島が先頭になっていくべき時にいいスタジアムがまちなかにできました。そして被爆都市広島から平和を発信していくことを大切にしたいですね」

 

 

 

2019年春のマツダスタジアムオープンの際にはこうした一般参加型イベントは開催されなかった。指定管理者のカープ球団にはそうした知恵も配慮もなかった。

だから「新球場建設」に多大なる協力をした近隣住民から「投げ捨てられるゴミが増えただけで、我々には何もなかった」の声が上がった。

エディオンピースウイング広島の指定管理者もサンフレッチェ広島だが、サッカーの場合は組織上「日本サッカー協会>Jリーグ」だから当然、広島においても広島県サッカー協会の存在がクローズアップされる。

エディオンピースウイング広島もマツダスタジアム同様、この先10年、20年、50年…と市民らから愛され続ける器になる。しかも今度は呼称の中に「平和の翼」が含まれる。

アジア杯カタール大会が現地時間12日から始まる。アジア杯には戦闘地域となっているパレスチナやレバノン、それに中国や韓国も参加する。アジア王者を目指す森保ジャパンは近々、エディオンピースウイング広島のピッチに立つだろう。スポーツと平和を語ることは難しいが、ピッチ上でのフェアな争いこそが世界共通の真実であることは間違いない。

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