画像はダイナミックなフォームから鋭いスパイクを打ち込むジャン選手
2023-2024 V.LEAGUE Division 1 MEN
ファイナルステージ クォーターファイナル
2024年3月23日(土)、東京都大田区・大田区総合体育館
レギュラーラウンド第4位JTサンダーズ広島 vs RR5位日鐵堺ブレイザーズ
観客数:3182人
会場の大田区総合体育館
会場内の様子
レギュラーラウンドを4位で通過し、ファイナルステージに駒を進めました。実に4年振り!
毎年ファイナルのやり方が変わるので、どこがゴールなのか、どう正解なのか、が分かりにくいのですが、「頂点を目指す」ことが目標であることは変わりませんよね!
今年の「ファイナルステージ」は、上位6位までが出場できるシステムでした。6番目の出場枠はレギュラーラウンド最終戦の勝敗の有無まで絡れる、という激戦でした。
レギュラーラウンド成績
1位 パナソニック…32勝4敗
2位 サントリー…30勝6敗
3位 ウルフドックス名古屋…24勝12敗
4位 JTサンダーズ広島…22勝14敗
5位 堺ブレイザーズ…18勝18敗ポイント53
6位 東レ…18勝18敗ポイント51
クォーターファイナルで、①3位vs6位 ②4位vs5位
セミファイナルで、①2位vs(クォーターファイナル①の勝者) ②1位vs(クォーターファイナル②の勝者)
来週、舞台を有明アリーナに移し「5位決定戦」「3位決定戦」と「ファイナル」を行います。
この仕組み、よく考えられているようで、実は、6位でファイナルステージに滑り込んだチームが一発逆転で優勝してしまえる制度だし、1位チームも最悪のコースに陥れば4位まで順位が変動してしまう危うさが込められてしまっています。
レギュラーラウンドを4敗しかしていないチームと18敗したチームの価値がごちゃごちゃになるなんて、やっぱちょっと誰かが誰かのために作ったとしか思えんシステムですよね…。これならばまだ野球のクライマックスシリーズの方がマシ?かもしれません…。よくはないけど。
過去に実施した「ファイナル6」は、6位までのチームが総当たり戦をやっていたので、「そこは、別リーグ」と思えば平等感があったけど、流石に今年のは…うーーーん。
JTの前の試合で、3位が6位に敗れて、セミファイナルに進めない、というシーンを見てしまったので…。あわわわ、JTもRRの位置4位はキープした上で、その先を行かなきゃ!これは大変だ!と思った次第です。
実際、今回の対戦相手とは、4対戦で2勝2敗。5分なので。試合をやってみないことにはわからないのです。相手はJTに苦手意識を持っていないでしょうから、更に厄介です。JTの選手は内弁慶が多いですから、相手の雰囲気や会場の雰囲気に呑まれないように、流されないようにしないといけません。
さぁ!緊張の試合開始!
結果はどうなった?!
25-21
26-28
25-21
25-23
もつれにもつれたけど、セットカウント3-1で勝ち切りました!
とにかく「セミファイナルへの切符」を勝ち取らなければいけないので、フルってもなんでも勝たなければいけなかった試合でした。でもって、勝ったらば土日連戦となるので、サクッと勝つのが理想、ではありました。でもそんなに簡単に済むはずもなく。4セットで2時間、どっぷりと戦いました。
明日も戦いますー!戦えますー!
スターティングメンバーは
OH:ラッセル、新井 新井→坂下(2.3.4セット)
MB:三輪、安永 リリサ:ヤス→将平(全セット)後衛の新井→L唐川(1.2.3セット)
OP:ジャンチュアン
S:前田 前田→金子(全セット。前衛で出場してサーブの時戻す)
L:唐川、西村信 唐川only
…うちの「全日本選出」組の2人は、一体どうしちゃったんでしょうねぇ。硬かったわぁ。新井くんはガチガチだし、前田さんのトスは近くて低いし、どうなっているの?チュアンもラッセルも打ちにくそうだったし、ミドルに至っては「ほとんどトスが上がらない」状態。これでは相手のブロックポイントが増える、ってもんですよね。やっぱ、出だしが大事なんだと思うんですよ。最初のポイントをエースで決めたい、ってのはわかるよ、わかるけど、そこに固執するのは良くないと思うんだよ…。傷が深くなるからね。自分だけでなく、ボールをあげている相手のチュアンにも、ね。
ラッセル選手の超クロススパイクで相手のブロックをかわす
アタック決定率60%の三輪選手のクイック攻撃が決まる
全日本メンバーに選出された新井選手のスパイク
相手エースのスパイクをジャン、三輪、ラッセル選手の3枚でブロックして得点
金子選手のトスに合わせて3人が攻撃に入る
サーブで崩されもするし、サーブで攻めてもいける、のが、今のJTの強み。チュアンの当たりが戻らないのがちと不安だけど、ラッセルや新井はブレイクも取れてて良かった!
まぁこの「サーブで崩される」というところが相手チームの策、狙い所なんだと思うし、それにハマってしまっているからこそ、サイド攻撃偏重型になってしまっているのだと思うけどね。狙われても平気、にならんといけんのんよね。そして、ラリーの途中でも真ん中を使っていくセッター。それこそが、龍神NIPPONが欲しいセッターだと思うなぁ。
シーズンもここまでくると、疲労も溜まっているだろうし、故障もする。JTの前の試合でRR3位チームが敗戦したのは、まさにソレ!だったし(頼みの綱のエースが故障で出れない)。JTは、ここまで大きな故障で離脱するメンバーもなく、チーム全員で、いつ誰が試合に出てもいいように、作ってきた。監督が選手をどう起用するか、で、モヤモヤする気持ちもあると思う。それでも、バレーボールは1人ではやれない、チームでやるんだ、とキャプテンがベンチから言い続けることで、チームの雰囲気を保ってここまでやってこれた、と思ってる。
ここまできたからには、行けるとこまで行こうじゃないの!!
一緒にいくわよ!
今日は、途中出場したメンバーも少なかったけど、出ていたメンバーがしっかりと「やるべきこと」をやった、と思います。
金子くんは、ここまで2枚替えでの起用が多く後衛ローテで出場することが多かったんだけど、今日は前衛での起用。ブロック!!凄かったです。
で、ラッセルとのbick、タイミングバッチリ👍でした!!ラッセルはこの後前田が入ってきてもタイミング良くなってたし。
坂下くんの変人っぷりも炸裂してましたねw 坂下くんのブロックにこっち(JT側)も、ヒュー!!って感じで、凄いーーー!なんてやつーー!って感じだったんだけど、相手側に至っては、え?は?!って反応だったのでw フフフそれはうちの「変人」なんですよー身長の数字は気にしない方がイイですよー♪って心の中で思いました(笑)。
将平さんは、今日は、リリサで入って、後衛を守る、という役目。でもって、最後のセット、マッチポイントでのリリサで、マジでSA狙ってましたけんねw 判定はアウトと言われたけど、これにチェレンジしたロサノ監督には拍手を送りたい!!入っていれば、将平さんがガチ・ヒーロー!惜しくも出ていたとしても、ファイナルのこの会場はチャレンジ映像が会場に映し出されるシステム。コート内もベンチ内もベンチ外も盛り上がること間違いなし!実際、そうなりました!!願わくば、後衛で入ってる将平さんもちゃんと助走してるので、あげて欲しいかな。
1番の功労者は、ベンチ外のメンツかな。みんなでハリセン持って、ものすごく盛り上げてくれた。まじで、チーム一丸!!そんなJTが大好きです!
勝利して喜び合う選手たち
明日も、試合ができる幸せ!
噛み締めて、明日も腰が痛いなぁーと思いながら、大田体育館で応援です。
会場のグッズ売り場で「頑張ろう能登 頑張ろう石川」のリストバンドを売っています。みんなで、この「バレーボールができる幸せ」を共有しましょう!!
頑張れ!JTサンダーズ広島!
頑張ろう!NIPPON!
頑張ろう!能登!
(ちゃこ)