画像はデーゲームのマツダスタジアム
ひろスポ!では7月11日に以下の記事をアップした。
年々、酷暑が勢いを増すこの時代に、広島東洋カープでは毎年、この時期にマツダスタジアムでデーゲームを開催するからだ。
死人が出るぞ!と心配するメディアは、広島にはいないのだろうか?中国新聞も放送各局も、どこもスルー。その中でやはり11日の午前7時ごろ、アサ芸プラスだけが<「救急車出動!広島マツダスタジアム「球場観戦離れ」が進む「地獄のデーゲーム」>のヘッドラインできょう13日とあす14日に開催されるデーゲームに関しての問題提起を行った。
アサ芸の独自取材なのか?ひろスポ!は、むしろカープの現場関係者の誰かが、あまりに厳しい現状に同メディアにこのネタを提供した可能性がある、と考える。
昨季、新井貴浩監督1年目のカープは7月15日から8月10日まで20試合連続の屋外球場ゲームを経験した。これは5月にG7広島サミットが開催された余波によるものだった。結果、チームはへばって、8月6日からの7試合で6敗1分けとなり急降下した。
昨季の夏場のデーゲームは7月3日、4日が最終だった。2022年も7月2日、3日だった。いくらなんでも今年のように13日、14日はないだろう。
なぜデーゲーム?もちろん球団の売上を上げるためだ。どんだけビールが売れるのか?ナイター照明費もなし、になる。高額収入になる地上波中継の枠も取りやすい。
アサ芸の記事内には選手の移動日の負担を考えてデーゲーム…という見方が載っているが、選手たちに聞いた話なのか?負担軽減ならナイトゲームだろう。試しにこの時期、午前10時から夕方までマツダスタジアムのグラウンドやスタンドに立ち続けたらいい。すぐに分かることだ。
アサ芸記事内には以下の表記がある。引用させていただく。
<昨年9月3日、日曜日に行われた中日とのデーゲームでは、気温35度の酷暑の中、スタンドのファンが何人も熱中症で倒れ、救急車で緊急搬送されている>
この試合についてはひろスポ!も当然、以下の記事を残している。
救急車が実際に30回以上、出場した事実はひろスポ!ではつかんではいない。現実的にはそれより少ない。だが球団に極めて近い関係者からの情報を元に、これぐらいの見出しを取らないと、いつまでも同じことになる、との危機感からこうした表現になっている。
ただ、ひとつ間違いなく言えることがある。理由はどうであるにせよ、2009年のマツダスタジアム供用開始以降、スタンドや施設内で亡くなったファンの方は存在する。スタジアム備え付けのAEDも使われている。
きょう13日にはバンテリンドームナゴヤ、東京ドーム、ZOZOマリンスタジアム、エスコンフィールド北海道、楽天モバイルパーク宮城でも試合がある。
ZOZOマリンスタジアムのロッテ―オリックスは午後6時プレーボールだ。
楽天モバイルパーク宮城の楽天-西武は午後4時プレーボール。当然、広島市内より仙台市内の方が過ごしやすい。きょう午前8時時点での最高気温は仙台27度、広島28度で大差ないが、週間予報で広島は31度になっていた。
ひろスポ!では2022年、コロナ禍の影響がまだ残る時点で以下の記事もアップしている。
人食いバクテリアの猛威が心配されているが、ファン食いテラス席…
何度でもいう、広島東洋カープはファンを殺す気か?自分たちで新井カープの勢いを弱めてどうする?(広スタ特命取材班&田辺一球)
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