画像は野村祐輔
8月2日 〇1-0中日(マツダスタジアム)
中日 000 000 000・0
広島 000 001 000・1
広島通算91試合48勝39 敗4分け(首位キープ、2位阪神と0・5差)
18時1分開始・2時間43分、29,887人
相手先発 ●小笠原6回7安打1失点
広島本塁打 -
中日本塁打 -
広島登録抹消 △野村
広島スタメン
一番センター秋山
二番レフト上本
三番ライト野間
四番サード小園
五番ファースト坂倉
六番セカンド菊池
七番ショート矢野
八番キャッチャー石原
九番ピッチャー野村5回79球6安打無失点
〇黒原(30試合4勝2敗)
H塹江
H森浦
Sハーン(16試合2S)
7月20日以来の首位に返り咲いたその翌日、一塁側ベンチが先発マウンドに送ったのは今季初登板の野村だった。結果は5回79球6安打4三振で与四球わずかに1。「彼にとって今シーズン初登板だったんですけど、さすがのピッチングでしたね。ランナーを背負いながらも期待通りのピッチングをしてくれました」し試合後、新井監督は得意の前向きコメントを口にしながら嬉しそうだった。
いつも君を見ているよ…有形無形の情報を首脳陣はチーム投手陣最年長右腕に送り続けた。2月のキャンプからずっと二軍調整が続いても、3月9日にマツダスタジアムであったオープン戦に呼んで3イニング48球を”披露”させた。
その手法は新井監督の1年目と同じ。昨季は誕生日から5日後、6月29日のマツダスタジアムでDeNA相手に6回を投げて3安打無失点。そのあとも2試合続けて無失点で責任回数をクリアするなど計6試合に先発した。実に208試合連続先発の快記録…
今季は二軍戦開幕からローテーションで投げ続け14試合で4勝3敗、防御率3・06。”復活登板”は1カ月遅れにはなったが「いつ呼ばれてもいいように準備してきた」という、本人の言葉通りの投球内容になった。
試合の方は両軍無得点のまま六回へ。一死から二塁打の野間を置いて小園が2ストライクと追い込まれながらも絶妙のバットコントロールで右前適時打を放った。これが中日先発の小笠原から奪った唯一の得点で、試合を決める一打になった。
「四番目」の打者としてちょうど50試合目を迎えた小園もまた、新井監督の下で任された職責を遂行しつつある。不慣れなサードにコンバートされても、チームでただひとり全試合に出場し続け、打率・2903は「野間さん」の・2900を3毛上回りリーグ4位、34打点は17打点の「野間さん」の倍。規定打席到達者では18打点の秋山(打率・271、11位)、21打点の矢野(打率・237、19位)と菊池(打率・214、21位)を大きく引き離す。
今季の中日戦はことごとくロースコアの攻防となっているから、「ここぞ、の小園」のひと振りがいっそう光る。
今季の中日戦結果と両軍先発投手の勝敗
マツダスタジアム
4月
5日 0-1● ハッチ● 柳〇
6日 0-4● 黒原● 涌井〇
7日 0-1● 床田● メヒア〇
バンテリンドームナゴヤ
27日 6-4〇 森下〇 梅津●
28日 0-0△ 九里- 高橋宏-
マツダスタジアム
5月
10日 6-3〇 アドゥワ〇 松葉●
11日 0-4● 九里● 柳〇
バンテリンドームナゴヤ
6月
21日 0-1● 床田● 高橋宏〇
22日 3-1〇 大瀬良〇 メヒア●
23日 1-2● 島内● 松山〇
7月
5日 0-2● 床田● 高橋宏〇
6日 1-2● 大瀬良● 梅津〇
7日 1-2●栗林● マルティネス〇