画像はメーンスタンドのサポーターに向けて2024-25 WEリーグクラシエカップ優勝カップを掲げるサンフレッチェ広島レジーナ
サポーターと記念撮影(サンフレッチェ広島提供)
WEリーグ杯二冠を祝うサポーター
2024-25 WEリーグクラシエカップ決勝で(2024年12月29日、国立競技場)INAC神戸レオネッサに0-1のスコアで勝って、同大会2連覇を果たしたサンフレッチェ広島レジーナが1月12日、エディオンピースウイング広島に集まった1280人のサポーターと優勝の喜びを分かち合った。
寒風が吹き抜けるピッチとスタンドは優勝報告の喜びで”加熱気味”となり、花束を持って駆け付けた迫谷章後援会長もあいさつ途中で「鼻血が出ました!」というほどの盛り上がり!?になった。
また、クラブ代表として定本晴路常務取締役が次のようにあいさつした。
「女子カッカ―界は浦和、東京、神戸の3強の時代が長く続いてきました。レジーナが連覇したことで、たった4年前にイチから立ち上げたチームがそこに割って入ることができるチーム力が備わってきているということを証明してくれました。中村前監督がベースを作り吉田監督がチームを進化させました。短期間でここまで成長できた監督、スタッフ、そして選手たちの日々の練習、体調管理など、たゆまぬ努力に対し感謝しかありません。みなさまの拍手でチームを労っていただきたいと思います」
「サンフレッチェ広島がレジーナを立ち上げた理由のひとつは、平和を象徴するこのスタジアムからスポーツと平和を発信していくためには女子の力も絶対に必要と考えたからです。広島には様々なスポーツを楽しめる、スポーツを応援する文化があります。広島なら女子スポーツがもっと盛り上がる、その先駆けとしてみなさまのお力で女子サッカーを盛り上げてこのスタジアムが女子サッカーの聖地にもなれるよう、応援をよろしくお願いいたします」
「優勝しましたー!」とポーズを決める吉田恵監督
続いての、吉田恵監督のあいさつは”雄叫び”から始まった。
「優勝しましたー!」(スタンドから大きな拍手)
「新年の一発目で素晴らしい報告が出来ることを本当にうれしく思ってます。クラシエカップ連覇する(という目標の)ところから始まって、見事予選リーグを勝ち上がってそのあと浦和、最後神戸とWEリーグ3強と言われるチームに勝って優勝できたことにものすごく価値があると思ってます。それもこれも、きょうお集まりいただいたファンサポーターのみなさま、ここにお集まりいただけなかったファンサポーターのみなさま、並びにスポンサーのみなさま、サンフレッチェ広島のスタッフのみなさま、並びに後援会のみなさまの後押し…ほんとに国立競技場12月29日、ものすごい数の応援の方が来てくださいました。選手にとったらあれほど力強い背中を押してくれる応援はなかったと思います。本当にありがとうございました」
(左から)優勝の喜びなどを語る柳瀬楓菜、中嶋淑乃、上野真実
カップ戦決勝でINAC神戸レオネッサの攻撃を封じたDF市瀬千里(左)とGK木稲瑠那
ピッチでもイベントでも欠かせぬ戦力、瀧澤千聖(左)と塩田満彩
年女のふたり(左・藤生菜摘、右・笠原綾乃)は車が欲しい、とおねだり?
左山桃子主将が最後にリーグ戦女王の次なる目標を掲げた
スタンドからは何度も温かい拍手が選手らに送られた
選手インタビューもあり、優勝の決勝点を決めた上野真実のほか、中嶋淑乃、柳瀬楓菜、市瀬千里、木稲瑠那、瀧澤千聖、塩田満彩、藤生菜摘、笠原綾乃がサポーターの前で優勝の喜びや今後の目標について語った。WEリーグは現在、冬季中断中。3月に再開され、レジーナはカップ戦連覇に続き、リーグ戦女王の初タイトルを狙う。14日に全体練習を再開するチームを代表して、左山桃子主将がサポーターたちを前に優勝報告会のお礼と合わせて抱負を語った。
「私たちが優勝できたのも、たくさんの方々の支えがあったからこそだと思っています。誠にありがとうございます。みなさんに、またリーグ戦でもいい報告ができるように、後半戦に向けてチーム全員で成長し続けていきたいと思っていますので、引き続き熱いご声援よろしくお願いいたします」
冬季中断前までのWEリーグ順位(上位4クラブ)
①日テレ・東京ヴェルディベレーザ 勝ち点25 8勝1分け2敗 28得点8失点
②INAC神戸レオネッサ 勝ち点24 7勝3分け1敗 19得点8失点
③三菱重工浦和レッズレディース 勝ち点24 7勝3分け1敗 16得点5失点
④サンフレッチェ広島レジーナ 勝ち点20 6勝2分け3敗 17得点8失点
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