画像は日南キャンプ最終日、笑顔で練習を引き上げる塹江敦哉(左)
広島の主力メンバーや若手らが参加する一軍日南キャンプ(天福球場などを使用)は2月11日の正午過ぎを持って打ち上げ、となった。一行は同日午後から沖縄市へ移動、12日の今キャンプ2度目となる休日を挟み、13日から沖縄市のコザしんきんスタジアムで2次キャンプに入る。
午前9時からの全体練習を終えた選手たちは正午過ぎ、天福球場内野にスタッフらとの大きな円陣を作り、坂倉将吾がチームを代表して一本絞めを行った。
「キャンプに携わっていただいた日南協力会のみなさま、スタッフのみなさま、球場に足を運んでいただいたファンのみなさま、みなさまのおかげでこのキャンプを無事終了することができました、ありがとうございます!選手のみなさん、ここ2年、惜しいというところで優勝を逃しています。この世界、惜しいじゃダメです。必ず優勝する!カープが強いんだというところを、みんなで証明できるように。新井監督を日本一の男にみんなでしましょう!」
選手、スタッフ、関係者、そしてスタンドのファンにそう呼び掛けた坂倉将吾は、3季目を迎える新井カープの司令塔として、投手陣を引っ張り、野手をまとめる。昨季のようにファーストの守備につくケースは激減、そしてもう一度、首位打者争いへ…
もうひとりの野手陣牽引役は昨季、全試合に出場して151安打を放った小園海斗だ。今キャンプでセカンドを守る時間の増えた背番号5と、4番を背負う矢野雅哉の新ナンバー二遊間、そしてセンターを守る秋山翔吾(仮決め…)でセンターラインを固める。
日南キャンプを終え、笑顔の小園海斗
新井貴浩監督(奥左)、石原慶幸バッテリーコーチと話をする坂倉将吾(手前)
新井貴浩監督は、得意のジョークを駆使!?して、本音を引き出そうとする取材陣に煙幕を張る。日南入り直後、開幕投手候補筆頭に挙げた「塹江!」を日南最終日のMVPにも指名した。
そんな塹江敦哉の「二冠」はさて置き!?、この日南での2月1日からの11日間で目指してきたものは何だったのか?その流れを、実戦続きとなる沖縄キャンプにどうつなげ、そして「日本一」に上り詰めるため、どんなチームを創り上げようとしているのか?
ひろスポ!は独自取材により、その内情へと迫っていく…
(ひろスポ!キャンプ取材班&田辺一球)