2月キャンプ時にメディアが「ローテ候補」と散々持ち上げた広島未来のエース、斉藤優汰さっぱり…くふうハヤテにチームも苦戦

画像は斉藤優汰

田辺一球｜noteより、アクセス数の多かった記事を掲載する。

それにしても、カープ二軍…新興球団に3連戦負け越し…はないだろう、いくら何でも…

ウエスタン・リーグ
●１－５くふうハヤテ　（４月14日、清水） 21試合８勝13敗
広島　０１０　０００　０００・１
ハヤ　１０１　０２０　１０X ・５

スタメン
セカンド佐藤啓介
ショート韮澤
レフト末包
ファースト林
DH中村健人
ライト中村貴浩
センター大盛
サード内田湘大
キャッチャー清水
ピッチャー杉田

杉田は４回２/３で自責３。初回の失点は死球絡み。三回の失点は自らの牽制悪送球絡み。五回の失点も投ゴロ悪送球絡み。

杉田は初先発となった前回４月7日の阪神戦（由宇）でも３回１/３、７安打１四球４三振３失点でKO降板。オープン戦では、自慢の速球で抑えにかかっていたが、今はその面影すらない。最高球速は１４８キロで悪くないのだが…

六、七．八回は斉藤優汰。毎回の走者で５安打２四球１失点と相変わらずの内容。キャンプ時に「開幕ローテ入り」と夢のある記事を報じたメディアは大いに反省すべきだろう。それはハナから無理！

特に八回。先頭バッターを佐藤のエラーで出すと、そのあと三振、三振、四球、四球、投ゴロ。二死から連続四球を出すのはフォームが安定していない証拠。

最高球速は１５２キロ。だが、この時代の一軍選手はその程度の真っ直ぐなら容易く打つ。１６２キロなら話は別だが…

首脳陣は斉藤優汰の起用に特別な配慮を見せている。3月21日のオリックス戦（由宇）に先発して３回2安打５四球。そのあと間を開けて４月2日の阪神戦（由宇）では二番手で２回無安打２四球。そこからまた間を開けて今回…課題を消化する時間を与えられても結果は一緒…2月以降、同じようなことが繰り返されている。

打線は９安打で大盛の内野安打による１点止まり。

佐藤啓介５の１、３三振、打率・４３８
韮澤５の２、打率・２６９
末包は静岡遠征で１本しかヒットを打てずこの日も４の０、打率２１９に低下
林４の１、打率２５４
中村奨成３の１、打率・３１８
中村貴浩４の２、打率・２３４
大盛４の１、打率・１３９
内田湘大４の０、打率１６９

けっきょくこの3連戦、負け越し。くふうハヤテは5勝15敗１分けだが、そのうち3勝を献上。対戦成績も３勝３敗のタイ。

ウエスタン・リーグ
〇５－２くふうハヤテ　（４月13日、清水） 20試合８勝12敗
広島　０００　０１０　０４０・５
ハヤ　０００　０００　０２０・２

スタメン
セカンド佐藤啓介
ショート韮澤
レフト末包
ファースト林
DH中村健人
ライト中村貴浩
キャッチャー清水
サード内田湘大
センター大盛
ピッチャー野村祐輔

きのうのきょうで、気合い入れ直して快勝。早や4度目の先発となった野村祐輔は５回５安打無四球で無失点。そのあとは、松本、ケムナ、大道、河野とつないだ。

大道が打たれた2ランは余計。完封返ししないと…

打線は五回に佐藤啓介の適時打で先制。ただし先発西浜の前には七回まででチーム安打数わずかに３。二番手以降の乱調に乗じて、八回に４点を加えた。

佐藤啓介は大学時代に慣れ親しんだ球場でまた４の３、10試合連続安打となって打率・４６５。林５の２、打点１で打率・２５４。内田湘大４の１、打率・１８０。

ウエスタン・リーグ
●０－７くふうハヤテ　（４月12日、清水） 19試合７勝12敗
広島　０００　３０１　０３０・７
ハヤ　０００　０００　０００・０

スタメン
セカンド佐藤啓介
ショート韮澤
DH末包
サード林
ライト中村健人
レフト前川
センター名原
ファーストラミレス
キャッチャー持丸
ピッチャー遠藤

開いた口が塞がらない、とはこのことだ。新興球団の敵地でややメンバーを落としたとはいえ、４安打完封負け、はないだろう。

ハヤテ先発の奥田域太は打たせて取るピッチング。8回で92球と相手のリズムの中で試合をした。この左腕からの長打は途中出場の内田湘大の二塁打だけ。あとは佐藤啓介、中村健人がシングル。ゴロアウトが15もあり、2度併殺網に引っ掛けられた。

もちろん、くふうハヤテの完封勝ちは初めて。

オフェンスがダメならディフェンスも恥ずかしい内容。

やっと先発のマウンドに上がった遠藤が初回にヒットと佐藤啓介のエラーと死球で一死満塁にして、犠飛で失点。遠藤は5回４安打１失点。

六回の藤井黎來は３ランを含む６失点。１死２四球で自滅した。

八回は高橋昂也、九回は長谷部。

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