アウェー戦、広島ドラゴンフライズ初勝利を記したスコア
NBLウエストカンファレンス2節
広島ドラゴンフライズ50-44和歌山トライアンズ
1P・11-11
2P・15-9
3P・17-10
4P・7-14
前日に続いて平尾キャプテンを故障で欠く広島は北川、柳川、前日フル回転の竹内、それにパプ・ファイ・ムール、オマー・リードの5人でスタート。第1Pを11-11で乗り切ると第2Pでリードを奪い、さらに第3pでリードを広げた。
ゲームの主導権を握るカギとなったのがリバウンドの獲得数。前日とは一転、広島のリバウンド獲得数が相手を上回り特にディフェンスリバウンド数は最終的には前日の20から35に跳ね上がった。
また、和歌山のオフェンスの中心となっているマイケル・パカーにはさすがに自在動かれたが、前日の和歌山の得点源だった阿部と久保田、さらには嶋田をトータルでよくマークしたことで、前日75得点を許した相手の攻撃をうまく封じた。
和歌山のフィールドゴール成功率は前日の44・1パーセントから26・2パーセントに低下。広島は43・2パーセントから33・9パーセントの低下に止まった。
第4Pは昨季のウエスタンカンファレンス覇者・和歌山の猛反撃を許し受け身に回ったものの逃げ切りに成功。開幕から3勝1敗としてウエスタンカンファレンス2位につけた。
この日のスタンドは806人の入場者数だったが大きな声援がアリーナにこだました。和歌山ファンのひとりは次のように語り、新規参入チームを改めて警戒していた。
「広島が開幕戦で兵庫に連勝した時から強いな、と思っていました。去年、優勝した和歌山でさえ兵庫には苦戦しましたがそのチームに圧勝でしたから覚悟はしていましたが…。名監督の率いるチームだし、よい選手は集まるし、お世辞ではなく本当に強いと思います」
試合後の佐古賢一ヘッドコーチ
「昨日同様我慢のゲームで良いシュートセレクションのない状態で、重い試合運びとなりました。 昨日の反省を改善出来たと思いますので、一歩ずつ自分たちのやりたいバスケットボールの感覚に近づいてきていると思います」
広島ドラゴンフライズは次節、ホームでアイシンホース三河と対戦する。