左より湧永レオリック今井主将、中山監督、広島メイプルレッズ呉監督、増田主将
湧永レオリックと広島メイプルレッズが25日開幕の第39回日本ハンドボールリーグに向け10月22日、広島市内で会見を行った。
7季ぶりに復帰した湧永レオリックの中山剛監督は「成長過程の若いチーム。今すぐ優勝を狙えるかと考えると…だけど(優勝は)選手が血と汗をしっかり流さないとつかめない」と熱く語った。
意気込みなどを語る中山監督(中央)、右は今井主将、左端は日本ハンドボール協会の山下副会長
その言葉を受けた今井昭仁主将は「湧永と言えばディエンス。例年通りそこは堅く、そこから速い展開に持ち込み最終的には優勝してみんなで笑って終わりたい」とこちらも力強かった。
湧永レオリックは第1回大会以来初めて3季連続4位に止まっており、その前は2位。優勝からは第22回大会を最後に遠ざかっているが、最低でも4位脱出を果たしたいところだ。
一方の広島メイプルレッズは昨季、湧永レオリック同様、プレーオフで敗れて3位に止まった。しかしレギュラーシーズンは1位のオムロンとわずかに勝ち点1の差でプレーオフとともに「あと一歩」が求められる結果になった。
その悔しさを誰よりも強く感じているのが広島メイプルレッズの呉成玉監督で「今もすごく悔しい思いがあり、そこを練習で埋めたい。選手の気持ちがひとつになれば優勝は可能」と第29回大会までの7連覇以降、届きそうで届かない国内頂点の座に強い意欲を示した。
増田寛那主将も「去年、今年と1点差負けの試合が多いのでひとりひとりが強い気持ちを持つことが大事」と話した。
リーグ戦は10月25日にスタート。この日、広島メイプルレッズはHC名古屋と広島市佐伯区スポーツセンターで午後2時から対戦する。