第132回春季中国地区高校野球大会(中国地区高校野球連盟主催)の準決勝2試合が6月2日、三次市の三次きんさいスタジアムであった。
前日の1回戦で米子東(鳥取)に五回コールド勝ちした広島商は、同じく広に五回コールド勝ちした関西(岡山)と対戦。3対7で敗れた。
2対2で迎えた五回に3点を奪われると六回にも2失点。中岡、根本、広島の3投手が計15安打を浴び、打線も関西の白井に完投を許した。
如水館は高川学園(山口)に0対7で七回コールド負けした。放ったヒットは2本、許した安打は12本で4投手の小刻みな継投でもかわしきることができなかった。
広島県大会15年ぶり優勝の広島商、準優勝の如水館がともに決勝に進めなかった。中国地方の高校野球の勢力図に変化が見られて久しいが、広島県内の関係者にとっても手痛い”連敗”となったのは間違いない。
大会前の予想では広島商など広島勢4校を中心に優勝争い…となるはずだった。今大会は広島開催のため、広島からは県大会ベスト4の4校が、他の中国4県からは県大会優勝の4校が参加した。
高川学園と関西の決勝戦は3日、午前10時から同球場で行われる。