「ニューイヤー駅伝inぐんま 第68回全日本実業団対抗駅伝競走大会」(日本実業団陸上競技連合主催)は、前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間、100キロのコースに41チームが参加して、1月1日午前9時過ぎ、強風の中号砲!2区でトップに立ったトヨタ自動車がレースの主導権を握ると、そのまま8年ぶり4度目の優勝テープを切った。優勝タイムは4時間49分02秒。大会3連覇を目指したHondaは4時間51分11秒で2位だった。
中国地方勢4チーム(記事下にオーダー表)では、中国大会2連覇の中国電力が1区で31位と出遅れながら4時間54分35秒で10位と健闘した。
チームの順位を押し上げたのは2区の菊地駿弥。「無我夢中で走っていたので、ただ前を抜く、前を抜くという感じでした」入社3年目の伸び盛りは、日本人としては大会記録に並ぶ24人抜きの快走。7位でタスキを渡して流れを引き寄せた。ただ、この日限りで総監督に肩書が替わる坂口泰監督に、8位入賞を届けることはできなかった。
3区で25位まで後退したマツダはインターナショナル区間4区のディエマ・アイザックが区間賞の激走で15位まで順位を引き上げたが最終的には4時間57分40秒のタイムで25位だった。
「非常に厳しいレースだった。3、4キロで非常に強い向かい風になったけどがんばりました」(ディエマ・アイザック)
前回8位で初入賞を掴み取った中電工は1区14位スタートも35位まで後退して最後は4時間59分46秒で29位と盛り返した。
JFE西日本は4時間58分52秒で中電工を抑えて28位。
↓オーダー(ゼッケン番号・チーム名・監督・走者・バックアップ)
7中電工…監督・松長信也、1区(12・3キロ)三ツ星翔、2区(21・9キロ)相葉直紀、3区(15・4キロ)井上亮真、4区(7・8キロ、唯一外国人選手出走可能インターナショナル区間)アモス・クルカド、5区(15・8キロ)二岡康平、6区(11・2キロ)尾関大成、7区(15・6キロ)岡原仁志、バックアップ・畑中大輝、東優汰、小林海葵、梶山林太郎
15中国電力…監督・坂口泰、1区清野太成、2区菊地駿弥、3区大森太楽、4区コスモス・ムワンギ、5区岡本直己、6区池田勘汰、7区藤川拓也、バックアップ・兼実省伍、森宗渚、中島大就、山口和也、三上雄太
19マツダ…監督・増田陽一、1区定方駿、2区延藤潤、3区向晃平、4区ディエマ・アイザック、5区木山達哉、6区扇育、7区山本憲ニ、バックアップ・大隅裕介、寺西雅俊、有馬圭哉、原田宗広、及川瑠音
27JFEスチール…監督・矢野哲、1区岩崎大洋、2区斉藤翔太、3区風岡永吉、4区ギプランガット、5区大野陽人、6区大森樹、7区岩田拓海、バックアップ・川平浩之、上坂優太、兒玉陸斗、寺嶌渓一、腰塚遥人