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2024年05月28日
編集部

広島ドラゴンフライズvs琉球ゴールデンキングス、日本生命 B.LEAGUE FINALS 2023-24 GAME3のTIP OFFまであと7時間…「下剋上」のドラマのエンディングはどうなる?

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画像はGAME2のあと会見に臨むカイル・ミリングヘッドコーチとドウェイン・エバンス、真ん中は高橋遼太通訳

 

日本生命 B.LEAGUE FINALS 2023-24 GAME3 (5月28 日、横浜アリーナ)

 

運命の最終決戦まであと7時間。前日27日の練習は両チームとも横浜アリーナで行われたが非公開だった。

 

GAME2後の会見で「下剋上」について聞かれたカイル・ミリングヘッドコーチはさすがにその意味については認識していなかったが、今季の戦いが「下剋上」となっている要因については次のように話した。

 

チーム全体として若いプレーヤーが多いのでシーズンを通してひとりひとりがほんとに成長してくれたと感じています。特に寺嶋良(3月3日、千葉ジェッツ戦接触プレーで右膝に重篤なケガを負う)がアウトになってしまい、周りの人たちは“今年の広島は難しいかもしれない”と言われてきましたが、ひとりひとりの気持ちの強さによってチャンピオンシップにも出場できました。そして中地区王者の三遠さんを倒し、西地区王者の名古屋さんも…」

「でも、まだそれでもまだ琉球さんにスイープされるだろうという声が上がっている中でこうして互角の戦いができています。我々の成長、選手たちの気持ちの強さに私は毎試合、驚かされています。そして次のゲームで私たちの力が証明できればと思います」

 

下記のGAME1とGAME2のスコアを見れば第2クォーターがほとんど一緒の劣勢な展開であっても、後半で42-29と押し切ったことがわかる。特に第3クォーター。山崎稜とドウェイン・エバンスが5得点、中村拓人とケリー・ブラックシアー・ジュニアが4得点で多彩な攻撃ができた。

 

この4選手に河田チリジを加えた5人がGAME1のスターターだった。GAME1でスターターにはアイザイア・マーフィーとニック・メイヨが名を連ねていたが、カイル・ミリングヘッドコーチはその狙いを次のように振り返った。

 

きのうのゲームを振り返って後半のビッグラインナップがけっこう効いていたので、きょうは言い出だしが必要だということで、ちょっと変えてみてビッグラインナップでのスタートになりました。それがいい形になったし、ビッグラインナップだけでなくレギュラーラインナップも効果的でした」

 

そう、やはり勝負は第1クォーターに集約される。

 

GAME1ではドウェイン・エバンスのファーストシュートが外れるところから始まって、ニック・メイヨのシュートも外れ、山崎稜のレイアップショットも落ちるという流れになり、開始から2分7秒で0-8にされた。あっという間に琉球の広い海原の中で5人がバラバラに流されたようなものだ。

 

GAME2はドウェイン・エバンスのファーストポイントで幕を開けた。すぐにインサイドアウトから小野寺祥太に3ポイントシュートを決められて2-3となったが、この日はそのあとが違った。

 

ドウェイン・エバンスがドリブルで切れ込んで4-3、さらにアウトサイドペイントからも沈めて6-3、続いてケリー・ブラックシアー・ジュニアの3ポイントシュートで9-3。その間に琉球ゴールデンキングスの方は今村佳太が3ポイント2本を外した。

 

今村佳太はGAME1後の会見でチームの「金髪」について聞かれ前年王者に相応しいコメントで決めていた。GAME1では5/8の高確率で3ポイントシュートをねじ込み攻撃のリズムを作った。

 

GAME1でディフェンスのミスなどから相手にイージーなシュートを打たせたことを重要視したカイル・ミリングヘッドコーチは「ミスをなくすこと、そしてリバウンドにフォーカスすること」をテーマにGAME2での逆襲の機会をうかがった。

 

そうしたゲームプランを実践するにあたっては、GAME1で動きを封じられたドウェイン・エバンスの、いきなりのワンツーパンチ!は効果的だった。

 

チリがいる時はスペーシングが大事になってくると思うし、相手もスイッチしていたので(ジャック)クリー、(アレックス)カークにアタックを心掛けて、きょうの出だしはしっかりやれたと思います」(ドウェイン・エバンス)

 

では、GAME3をどう戦うか?どの5人がスターターになるか?カイル・ミリングヘッドコーチはGAME2後の会見で「これから策を考えます」とだけ話していた。

 

GAME1、GAME2を通じて出場タイムの長い山崎稜、中村拓人、ケリー・ブラックシアー・ジュニアが最終決戦でもどれだけのパフォーマンスを発揮できるか?そして横浜でまだ爆発していないニック・メイヨはどうか?ドウェイン・エバンスがどんな入りを見せてくれるか?

運命のTIP OFFまであと6時間…

(ひろスポ!広島スポーツ100年取材班&田辺一球)

 

日本生命 B.LEAGUE FINALS 広島ドラゴンフライズの成績↓

日本生命 B.LEAGUE FINALS 2023-24 GAME2(5月26日、横浜アリーナ)
広島ドラゴンフライズ  72-63 琉球ゴールデンキングス
1Q:21 -14
2Q:9-20
3Q:18-13
4Q:24-16

日本生命 B.LEAGUE FINALS 2023-24 GAME1(5月25日、横浜アリーナ)
広島ドラゴンフライズ  62-74 琉球ゴールデンキングス
1Q:16 -24
2Q:9-19
3Q:18-19
4Q:19-12

 

ファイナルGAME2主なボックススコア
点は得点・本は3Pシュート成功数・Rはリバウンド数、Aはアシスト数、%はフィールドゴール(2Pシュート+3Pシュート)成功率、出場時間、名前(背番号順)
6点、2本、6R、1A、66・7%、19:05/アイザイア・マーフィー
0点、0本、1R、1A、00・0%、13:37/船生誠也
10点、2本、5R、2A、42・9%、29:09/ケリー・ブラックシアー・ジュニア
5点、1本、1R、0A、100%、07:17/上澤俊喜
13点、1本、1R、3A、45・5%、25:45/中村拓人
16点、1本、6R、5A、46・2%、30:51/ドウェイン・エバンス
4点、0本、5R、0A、50・0%、24:02/河田チリジ
4点、0本、3R、3A、14・3%、20:00/ニック・メイヨ
14点、4本、2R、1A、65・2%、30:14/山崎稜

 

ファイナルGAME1主なボックススコア
0点、0本、0R、0A、00・0%、00:11/ロバーツ ケイン
5点、1本、4R、1A、66・7%、21:48/アイザイア・マーフィー
3点、1本、2R、1A、25・0%、12:07/船生誠也
15 点、1本、8R、4A、50・0%、28:32/ケリー・ブラックシアー・ジュニア
0点、0本、0R、1A、00・0%、11:34/上澤俊喜
5点、1本、2R、2A、40・0%、27:42/中村拓人
7点、0本、2R、2A、22・2%、22:37/ドウェイン・エバンス
10点、0本、5R、0A、50・0%、17:56/河田チリジ
7点、1本、2R、4A、37・5%、28:51/ニック・メイヨ
10点、3本、3R、1A、30・0%、28:42/山崎稜

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