全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)が1月1日、群馬県庁前発着の7区間100キロでおこなれ、旭化成(宮崎)が4時間47分32秒で5年ぶりに優勝、優勝回数26度となり史上最多記録を更新した。最終7区(15・6キロ)の5キロ手前で、先頭を行くHonda(東京)・中山顕の背後にピタリとつけた旭化成の井川龍人は向かい風を受けにくいポジションをキープしたままプレッシャーをかけ続けてラスト500メートルで一気にスパートをかけゴールテープを切った。前年王者のトヨタ自動車(愛知)はHondaに続く3位。
5チームが出場した中国勢では、10年ぶりの入賞(8位以内)を目指した中国電力(広島)が19位でフィニッシュ。故障者が出てベストメンバーが組めない中でのタスキ渡しで粘り強さを見せ、今季限りで引退する40歳ランナー岡本直己の6区での堅実な走りが印象的だった。
中国王者として意地でも入賞したかった中電工(広島)は出だしで躓いて34位に沈んだ。1区36位スタートのマツダ(広島)は29位まで順位を上げた。JFEスチール(広島)は20位で入り20位でゴールした。3年ぶり4度目の出場となった武田薬品(山口)は3区で繰り上げスタートとなり最下位の37位。