坂倉将吾と組んでもけっきょく一緒？ウエスタン・リーグ最多６暴投の広島・常廣羽也斗の現在地

2025年04月27日: 編集部

画像は常廣羽也斗

開幕前、ローテーション入りが期待されメディアを賑わした広島の常廣羽也斗が二軍で悪戦苦”投”している。

ひと言で表現するなら「何回投げてもいっしょ」モード。ドラフト１位右腕の2季目の成績はここまで一軍登板なし、二軍では５試合に投げて１勝３敗、防御率３・18はウエスタン・リーグ６位で、投球回28と１/３は同２位。ただ、６暴投は同ワースト…そこに苦しみの原点がある…

ひろスポ！では九里亜蓮がFA移籍した昨季オフから、常廣羽也斗について”連載”してきた。以下、列挙すると…

九里亜蓮FA権行使でカープファン、ガックリ？それともヤッパリ？現場ではすでに常廣羽也斗、高太一らの先発テスト進行中… |（2024年11月12日掲載）

「大谷翔平よりホームラン数少ない」広島打線で軸回転打法の二俣翔一が３連続チーム１号！投げては”侍”常廣羽也斗が奮投（2025年２月15日掲載）

カープ先発の常廣羽也斗は毎度毎度の得点圏で”不合格”、清水叶人がなんで主力組なのかよくわかった…コザしんきんスタジアム、起亜タイガース戦速報！（2025年２月22日掲載）

広島開幕ローテ候補と言われる常廣羽也斗にひろスポ！赤信号！起亜タイガース戦先発で見えてきた課題（2025年２月22日掲載）

ベルーナドーム速報（ひろスポ！独自）開幕以降ニラんで広島本気モード打線一番は二俣翔一いきなり快音、一方常廣羽也斗の開幕ローテは消滅（2025年３月18日掲載）

直近４年分の広島ドラフト１位総崩れ、斉藤優汰、佐々木泰に続き常廣羽也斗も開幕一軍落選…新井貴浩監督も大変だ… （2025年３月23日掲載）

開幕ローテ目指した広島ドラ１右腕の常廣羽也斗、制御不能の4月に…7球に1球はベース付近でワンバウンド、四球と暴投連発で真っすぐは狙い打ちに… （2025年４月12日掲載）

コイの季節を前に広島投手王国の気配、その陰で二軍調整中の常廣羽也斗どうなった？（2025年４月19日掲載）

毎週土曜に先発している常廣羽也斗は4月26日、マツダスタジアムであった二軍戦に投げて５回４失点だったが、翌27日の地元中国新聞もスポーツ各紙もそのことをスルー…あれだけキャンプ、オープン戦中には「開幕ローテへ」と大騒ぎしたのに、だ。マスメディアとはしょせん、そういうモノであり、自分たちが報じたことの責任を取ろうとはしない傾向が強い。

ひろスポ！はその間、常に危機感を持って常廣羽也斗の投球に注目してきた。

以下、田辺一球広島魂｜note　掲載の常廣羽也斗最新記事↓

ウエスタン・リーグ〇11－７オリックス（４月26日、マツダ） 30試合12勝16敗２分け

オリックス０４０００３０００・７
広　　　島０２００４１３１X ・11

広島スタメン　打安点　今季通算打率
ショート田中広輔４の３　・311
セカンド前川誠太４の３、打点３　・412
キャッチャー坂倉将吾３の１　・231
ライト中村貴浩５の２、打点２　・317
レフト佐藤啓介５の１　・250
ＤＨ宇草孔基３の１、打点１
センター中村健人４の４、打点４　・244
サード韮澤雄也５の２　・191
ファーストラミレス４の０　・086

広島投手成績
常廣羽也斗５回６安打４失点
小船翼１/３、４安打３失点
ケムナ誠２/３、１安打無失点
竹下海斗１回０安打無失点
菊地ハルン１回０安打無失点
大道温貴１回０安打無失点

松田元オーナー“御前試合”の第2弾！広島打線は18安打の猛攻で、オリックスの繰り出す全4投手から得点。

田中広輔４の３、好調キープの前川誠太も４の３で八回には満塁の走者を一掃するレフトフェン直二塁打！で打率は4割台へ一軍に上げるなら今でしょ？

スタメンマスクの坂倉将吾は３の１で交代。長らく打撃がサッパリだった中村健人は二回の第１打席で左越え2ランを放つと４の４、打点４。でも1試合だけじゃダメ、この勢いをどう持続させるか？

４タコ2三振のラミレスは、昨季と何ら変わりない状況で打率は・086。誰が見ても魅力的なそのパワーを二軍戦で毎度、毎度発揮できない。どんな処方箋なら効き目があるのか？

毎度、毎度…なのは常廣羽也斗もいっしょ。4月12日から数えて、連続での土曜日登板は今回４度目。

先週の阪神戦（日鉄鋼板SGL尼崎）は7回5安打４失点で三回に33球を投じて暴投２、死球１、5安打を許して４失点だったが、今回も二回に37球を要して４失点。

田中広輔のエラーに足を引っ張られたものの、中村健人のナイスバックホームにも救われたからそこはチャラ。まっすぐもカーブもカットボールも制球不能になって四球２つを出し、片っ端から真っすぐをフェアゾーンに弾き返された。

球数が80球を超えた五回にも、またまた真っぐとカーブとフォークがボールになって四球２つ。左打者8人のオリックス打線に対して、坂倉将吾のリードをもってしても、最後までどうやって攻めればいいのか？答えは見つからずじまい。それってもう無理ってこと？

二番手の小船翼は一死から四球を挟み4連打されて交代。150キロ近い真っすぐを打たれた。2試合目となった登板で、速い球だけでは通用しないことを学んだ。

小船翼を救援したケムナ誠は一死満塁から踏ん張った。22日のくふうハヤテ戦で打ち込まれたから明るい兆し…

3試合目登板の竹下海斗は一死から四球２つに暴投（投球が高木翔斗の防具に挟まる）もあったが無失点！八回の菊地ハルンは8球で3人をピシャリ！

大道温貴は8試合投げて、依然防御率０・00！ただ、一軍に枠がない？鈴木健矢に調整必要の声が上がれば出番か？？？

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田辺一球広島魂｜note

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