画像は甲子園球場(資料写真)
5月17日 ●2-5阪神(甲子園球場)
広島 000 000 020・2
阪神 000 130 01X ・4
広島通算39試合21勝17敗1分け(阪神に抜かれて2位後退)
18時2分開始・2時間37分、42,634人
相手先発 〇大竹耕太郎7回1/3、4安打2失点
広島本塁打 モンテロ1号2ラン
阪神本塁打 -
広島スタメン
一番センター中村奨成
二番セカンド菊池涼介
三番レフトファビアン
四番ライト末包昇大
五番キャッチャー坂倉将吾
六番サード小園海斗
七番ファーストモンテロ
八番ショート矢野雅哉
九番ピッチャー床田寛樹●(8試合4勝3敗)5回90球7安打4失点(自責4)
岡本駿
鈴木健矢
塹江敦哉
チーム勝ち頭を立てて完敗した広島は、1日で阪神に首位を奪い返された。
ここまで4勝の床田寛樹がまず最初の誤算。初回、先頭の近本光司にスライダーを右前打されると、二回にも先頭の大山悠輔に真っすぐを二塁打にされた。何とか踏ん張ってはいたものの、四回には先頭の佐藤輝明にも二塁打を打たれて木浪聖也にツーシームを中前適時打にされた。
そこで踏ん張れば…さすがは床田!となっていたのだろうが、この日の左腕はさっぱりだった。五回には先頭の近本光司に中前打されると2つの四球を挟み、大山悠輔を迎えてジャンプした坂倉将吾の遥か上空を通過する大暴投パームで痛恨の失点。さらに大山悠輔にもタイムリーを許して今季最短の5回KOとなった。
ふたつ目の誤算は”コイキラー”を復活させてしまったこと。春先に出遅れて今季2度目の登板となった大竹耕太郎に、シーズン初勝利をプレゼントした。
ソフトバンクから阪神に移籍してきた2023年シーン、大竹耕太郎は広島戦7戦6勝無敗、防御率0・57でチームのリーグ優勝に貢献した。
得意技は”キャッチボール投法”。この日も二番菊池涼介から始まった四回に”試投”を終えていける、と踏んだようだ。
菊池涼介は136キロの”快速球”を打って一飛。続くファビアンはカーブとチェンジアップを見せられたあと、やはりインローの137キロ真っすぐに手が出ず三振に終わった。そして、末包昇大の打席。その初球は山なりのカーブ。79キロの遅球を打ち上げた末包昇大は片膝をつくかっこうになり、キャッチャーファウルフライに倒れた。
五回のモンテロも82キロのカーブを見せられたあとの118キロのチェンジアップにバットが空を切った。七回はわずか6球で片付けられた。末包昇大はまた初球の76キロを打って右飛に終わった。
八回、真っすぐを叩いて右前打した坂倉将吾を一塁に置き、モンテロが2ボールからの真っすぐを来日1号弾として左翼席中段に運んだところで、大竹耕太郎の<大遅好多投劇>は打ち切り(投手交代)となった。
だが、九回に登板した岩崎優にも節目の100セーブ目(100ホールドとの両記録達成は8人目)を献上した広島は、優勝争いのライバルに塩をたくさん送る結果となったのである。(ひろスポ!取材班&田辺一球)
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