11月22日J1第32節、サンフレッチェ広島はアウェーでヴァンフォーレ甲府と対戦して0-2で敗れた。
0-0の後半14分に佐藤寿人がPKを外し、その6分後には逆にPKを決められた。甲府はクラブ史上初といる2季連続のJ1残留をかけ死にもの狂いで挑んできた。「残り試合は3連勝で…」と意気込んでいたサンフレイレブンにとっては厳しい結果になった。
一時期には天皇杯、ナビスコ杯との三冠も狙える可能性のあったサンフレッチェ広島だが、天皇杯が消え、J13連覇の夢もナビスコ杯優勝も消え、そして今回はACL進出も消滅した。これで32試合を戦い、12勝10分10敗の勝ち点46で9位。賞金圏内の7位も微妙で、ぎりぎり上位9チームをキープ、という状況だ。
一方、「勝てば優勝」のガンバ大阪戦をホームで落とした浦和レッズは、2試合を残して勝ち点61。ガンバ大阪は勝ち点59でJ1優勝争いの方はイッキに白熱化した。勝ち点57の3位・鹿島アントラーズ、勝ち点56の4位・サガン鳥栖までが優勝の可能性を残しており、この4強に入れなかったサンフレッチェ広島は、単純掲載で「あと6勝」も足りなかったことになる。