サンフレッチェ広島は9月4日、アウェーの市立吹田サッカースタジアムでYBCルヴァン・カップ準々決勝第2戦に臨み3-6のスコアで大逆転負けを喫した。
8月31日の第1戦のスコアは1-1で、サンフレッチェ広島が勝ち上がるためには必ずゴールを奪い、かつ勝利するか、2得点以上の引き分けという厳しい条件を打ち崩すしかなかった。
サンフレッチェ広島スタメン
GK 林
DF 野上、千葉、水本
MF 柏、丸谷、青山、清水、森崎浩、柴崎
FW 佐藤寿人
雨の中、前半24分、右サイドからのCK。柴崎がニアサイドへクロスを上げ、青山が頭でそらすとそこの野上…、ついに1-0と準々決勝進出への扉に手をかける。
…だが、敵地のガンバ大阪はそんなに甘くない。
その8分後に、右サイドのアデミウソンに縦への突破を許し、そのクロスに飛び込んできた長沢に合され同点。
そして最も警戒すべき前半アディショナルタイム。
米倉のシュートを林がファインセーブ、しかしこぼれ球に反応した長沢にまたも決められ、前半で1-2と一番苦しい形になってしまう。
後半は佐藤寿人に替わりウタカが、清水に替わりミキッチがIN。そして後半7分、ペナルティエリア手前中央からの森崎浩のFKがゴール左隅へ…。2-2と追いつき、再び準決勝進出へ…
ところがこの試合の”本番”はここからだった。
後半10分、遠藤のCKを競り合う丹波に頭で叩き込まれてわずか3分で再びビハインドの展開へ。
そして後半15分、アデミウソンに致命的な4点目を許してしまうと、その3分後にはパスミスをアデミウソンに拾われてそのままドリブルのあと連続ゴールを許して2-5。
後半26分にも阿部に決められて大量6失点は森保監督が指揮を執り始めて以降、ワーストレコード更新…。後半34分に皆川のヘディングで1点を返したがもはや焼石に水で悲願のカップ戦優勝の夢はあっけなく潰えた。