仁川アジア大会、男子の1次リーグが始まり、日本はD組初戦のクウェート戦に4-1で快勝した。2年後のリオデジャネイロ五輪を目指す21歳以下代表にはサンフレッチェ広島からFW野津田とMF吉野が代表入り。この試合でスタメン出場した野津田はCKやクロスで存在感を見せつけてオリンピックの大舞台に向け幸先のいいスタートを切った。
野津田の見せ場はいきなり前半10分に訪れた。スリートップを組む中島(FC東京)のクロスを、体を反転させて左足を振り抜いた。シュートはクロスバーの上を越えて行ったが立ち上がりのチームの硬さを振り払うには十分の一撃だった。
0-0の前半34分には左CKを野津田が蹴り、MF西野(G大阪)が頭で合わせたがゴール右へ…。
迎えた前半43分、MF大島(川崎)がMF原川(愛媛)から絶妙のパスを受け、先制ゴーを蹴り込んだ。
1-0で前半を折り返し後半5分は野津田の右CKがファーサイドへ。MF植田(鹿島)が頭で落としてFW鈴木(新潟)へ。ヘッドで日本2点目のゴールを押し込んだ。
後半18分にも野津田は右CKで味方の攻撃を演出。後半25分に1点を返されたがその4分後には前線に詰めた岩波(神戸)が決めて3-1。野津田は後半32分でベンチに退き、39分には鈴木が2点目のゴール。4-1快勝の日本は大会連覇に向け白星発進となった。