中国六大学野球春季リーグ、最終日第2日。5月24日、倉敷マスカットスタジアムで3試合が行われた。
勝ち点3で優勝の可能性を残していた岡山商科大学が環太平洋大学に敗れたため、東亜大学の10季ぶり24度目の優勝が決まった。
東亜大学ベンチにある「希望を持って努力」の言葉通り、10度目の全日本大学選手権に手が届いた
2、3年生が中心の東亜大学は優勝決定のあとの最終戦でも勢いの違いを見せつけ、徳山大学に4対3で逆転勝ち。9勝2敗、勝ち点4の成績でリーグを制した。
東亜大学は6月の全日本大学選手権の出場権を獲得。5年ぶり10度目の全国舞台で初戦、奈学園大学(近畿)と対戦する。
なお2位は環太平洋大学で6勝5敗、勝ち点3。
3位は岡山商科大学で7勝6敗、勝ち点3。
4位は吉備国際大学で5勝6敗、勝ち点2。
5位は徳山大学で4勝7敗、勝ち点2。
6位は福山大学で3勝8敗、勝ち点1。
表彰選手、タイトル獲得選手、ベストナインは次のとおり。
最高殊勲選手賞 松本聡史投手(東亜大学)
敢闘賞 深見章吾内野手(環太平洋大学)
首位打者 同上、打率4割7厘
投手 仲宗根亨(東亜大学)
捕手 高祖健輔(環太平洋大学)
一塁手 岡田聖司(岡山商科大学)
二塁手 深見章吾(環太平洋大学)
三塁手 當達也(吉備国際大学)
遊撃手 岩本輝斗(吉備国際大学)
外野手 松岡平(岡山商科大学)、大森貴登(東亜大学)、茅島湧太(吉備国際大学)
指名打者 岡本匡孝(岡山商科大学)
中国六大学(5月24日・倉敷マスカットスタジアム)
第1試合
福山大学(2勝)5-1吉備国際大学
(福)吉川-泉 (吉)前園、尾崎、吉岡-関
二塁打 中山(福)
三塁打 泉(福)
第2試合
環太平洋大学(2勝)9-2岡山商科大学(七回コールド)
(環)伊藤、和田、大城、藤本-志賀、高祖
(岡)田辺、佐々木健-青野、河本
二塁打 重石、野村(環)
本塁打 志賀(環)2ラン、大会第5号
第3試合
東亜大学(2勝)4-3徳山大学
(東)仲宗根-金原
(徳)又吉、谷村、佐々木、石井-門井、小田
二塁打 川崎(徳)
一方、広島六大学野球春リーグ最終週第2日は5月24日、広島工業大学で広島国際学院大学対近畿大学工学部の2回戦が行われ、4-1で広島国際学院大学が勝って対戦成績を1勝1敗とした。
広島国際学院大学は先発の島本が前日4得点の近畿大学工学部打線を八回の1点のみに封じてチームに勝利を呼び込んだ。
25日の第3戦の勝者が全日本大学選手権切符を手にする。