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2019年07月28日
編集部

大会史上初、尾道商と尾道の準決勝、尾道・井上愛斗の右腕とバットで尾道に軍配…第101回全国高校野球選手権広島大会準決勝

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第101回全国高校野球選手権広島大会第12日(7月27日)

尾道しまなみ球場で準決勝の2試合があり、広島商と尾道が7月29日にマツダスタジアムである決勝に進んだ。決勝は午前10時から。

広島商は優勝したカープに在籍する岩本貴裕選手が主力だった2004年以来、15年ぶりの決勝進出。過去ベスト4が最高だった尾道 は初の決勝に臨む。

 

準決勝第2試合は、大会史上初となる尾道勢同士の対戦となった。尾道商と尾道、どちらが勝つにしても尾道勢が35年ぶりに決勝に進む!…というわけで、地元ファンや両校関係者らが詰めかけたスタンドは第1試合と合わせておよそ5000人に膨れ上がった。

試合は1点を巡る好ゲームになった。先攻めの尾道商が初回に1点を先制するとその裏、尾道もすぐに同点に追いついた。

六回、尾道が2点を勝ち越してそのまま逃げ切るかに思われたが尾道商も九回、1点を返してなお二死一塁。しかし最後は代打・杉田圭吾(3年)の強烈なライナーがサードのグラブに収まった。

勝敗を分けたのは尾道のエースで四番、井上愛斗(3年)だった。バットの方では初回、外スラを逆らうことなく右前に適時打。六回にはテンポよく投げ続ける尾道商の先発、元川(2年)の得意とする内角球を詰まりながら右前に転がし、続く五番・藤井亮輔(3年)の左越え2点三塁打のお膳立てをした。

元川の投球に苦しむ尾道打線にあってその変化球を完璧にとらえたのは大会直前にベンチ入りした背番号16の藤井だけ。尾道商はそのひと振りに泣いたことになる。

井上は前日の国泰寺戦で133球6安打完投。さすがに序盤は体が重そうだった。初回は二死からの3連打で失点。しかし許したヒットはその3本だけ。二、三回の四球絡みのピンチを踏ん張ると、四回以降は無安打ピッチングで試合の流れを引き寄せた。

中盤からは右足に体重をかけた時の独得のタイミングに変化を加えて、投球フォームを”浅目”に変更。なかなか決まらない真っ直ぐの割合を抑えて、5種類の変化球をストライクゾーンに集め、低目への制球も意識した。特にヤマ場となる八回、二番からの相手の攻撃をバッテリーを組む山口明主将との共同作業で3者凡退に抑えたのが大きかった。

この大会を代表するバッテリーが尾道商打線に許した4本目のヒットは九回二死三塁の場面で、この1本はもはや試合をひっくり返すほどのインパクトを持ってはいなかった。145球を投げ切った井上愛斗が最後に突き上げた右の拳、決勝の舞台で再びその再現なるか…(ひろスポ!・田辺一球×高校野球取材班)

試合後の尾道 ・北須賀俊彰監督の話
この暑さの中、井上は連投でしっかりやってくれた。100点をやりたい。五回ぐらいから下半身の使い方で、向こうのバッターのタイミングを外した。尾道商さんは伝統もありますし、きょうはたまたまうちでしたが、いい勝負ができて良かったです。

 

 

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