仁川アジア大会 、第15日。
男子バスケットボール日本代表のハヤブサジャパンはここまで6戦を戦い3勝3敗。迎えた7戦目、カザフスタンとの3位決定戦に76-72で競り勝って20年ぶりの銅メダルを獲得した。
高さを生かして攻撃してくるカザフスタンに対して第1ピリオドは20-22、そして前半終了間際にとうとう35-35と追いつき、そこから一気に攻めて42-37で前半リードで折り返しに成功。
しかし第3ピリオドでカザフスタンの猛追に遭い、第4ピリオド開始早々にはついに逆転を許す苦しい展開に。63-65と2点リードされ、残り約3分。ここからガードの#6比江島が懸命の突破でライアップを決め、これがバスケットカウントになってフリースローで逆転。3ポイントシュートも決まって日本は20年ぶりの表彰台に上がった。
今大会にコンディションが万全でないまま臨んだ広島ドラゴンフライズ所属の#10竹内公輔もタイムアップ寸前までオフェンスリバウンドを取るなど大事な場面でチームを盛り立てた。
今回の銅メダルは、来年中国で行われるリオデジャネイロオリンピック予選を兼ねたFIBA ASIA選手権へのステップとなる。なお3位決定戦のあと行われた決勝戦は満員のスタンドの熱気にも後押しされ韓国が79-77でイランを倒して優勝した。
ハヤブサジャパンは銅メダルを手に解散し、10月に開幕する国内の2リーグ、NBLとbjリーグでそれぞれのプレーに磨きをかける。