広島ドラゴンフライズの宿舎となったグリーンピアせとうちから眺める瀬戸内海
広島ドラゴンフライズの安浦合宿、練習は昨日で終わり今日は午前中、呉市安浦体育館でバスケットボール教室が行われました。安浦はバスケットボールの盛んな地域。集まってきた子どもたちの瞳は、すぐそばの瀬戸内海に負けないぐらいキラキラと輝いています。
安浦のミニバスケットチームの「安浦フレンズ」(女子)と「安浦フェニックス」(男子)の指導を担当した平尾、仲摩、岡崎、それにパプの4選手は真剣な眼差しで、時には笑顔で子どもたちに接しました。。
「指導者が模範とするチーム」
「誰が見ても恥ずかしくないチーム」
それが佐古ヘッドコーチの目指すチームだと広島ドラゴンフライズのスタッフの方に教えていただきました。
子どもたちの純粋さと、選手のみなさんの洗練されたスマートさ、明るさ、楽しさ、そしてジョークも飛び出すエンターテイメント性と…。
選手のみなさんと子供たちが共有した時間と空間が、何年か先になって新しいドラゴンフライズのメンバーを誕生させることになるかもしれません。
ところでバスケットボールはその競技の特性からどうしてもシュートをたくさん決めた選手が目立ちます。客席からの拍手、声援も当然ながらそこに集中します。
確かにその姿はカッコイイと思うけど、しかし、シュートに至る過程ではパスを出す者、スクリーンをかける者と、チームメイトの共同作業が必ず必要で、シュート力はチーム力そのものとも考えられます。
今、ドラゴンフライズのメンバーは12名。そこで今回は13人目のメンバー、14人目のメンバーをちょうどよい機会なので紹介させていただきます。今回の合宿中、多忙なお二人にその合間を縫っていくつかの質問に答えていただきました。
最初は池野マネージャー。
―マネージャーからみて、この合宿でチームはどう変わりましたか。
池野 全体のコミュニケーションですね。試行錯誤しながら、でも確実に以前よりも声をかけあって、お互いの意思疎通がとれてきたように思います。
―マネージャーの役目をどのようにとらえていますか。
池野 選手やコーチがベストコンディションでバスケットができる環境を整える、それに尽きますね。
―マネージャーの立場で一番うれしいこと、やりがいがあると思うことを教えてください。
池野 選手の一番近くにいるので、目の前でその頑張る様子を感じられることですね。特権でもあり、見ていて楽しいです。
―池野マネージャーが思う、このチームのすごいところを1つ教えてください。
池野 仲のよいところですね。他のチームにはないぐらいに仲がよいですね。
池野マネージャーは英語が堪能。チャップマン選手との会話も英語です。ちなみに平尾選手のツイッターで「めだか」と呼ばれています。余談ですが湯来合宿のときに、お好み焼き屋「おこじゃ」の暖簾にメダカのサインをしています。あれは頼んでもしてもらえない幻のサインです。
続いて森田トレーナー。
―この合宿で重点的に取り組むトレーニングがあれば教えてください。
森田 特にはないんです。その日のコンディションをみてから、選手が体を整えることができるトレーニングメニューを選択するように心がけています。
―選手の体をみたり、ケアするときに心がけていることは何ですか。
森田 選手それぞれ、個別に、ということです。ひとりづつ必要なケア、トレーニングが当然違いますので、そこは特に気をつけています。それとそれぞれのキャラクターも踏まえて対応しています。
―どんなときにこの仕事の喜びを感じますか。
森田 選手が最高のパフォーマンスを発揮してくれたときですね。それが一番の喜びです。常に選手がそのためのコンディションを整えておけるようにトレーニングの質と量を考えるのが僕の仕事ですから。
―森田トレーナーが考える、このチームの1番すごいところを教えてください。
森田 伸びしろが多い選手が揃っているというところですね。本当にどんどんのびていて、言葉では言い表せないぐらいすごいんです!
森田トレーナーは12名の選手のコンディション作りを一手に引き受けています。普段から選手にどんどん話かけて、おやっと思うことがあればすぐに状況を確認して別メニューを用意したりと、献身的なサポートを続けています。
広島ドラゴンフライズは、佐古ヘッドコーチを中心にして選手とスタッフが一体となることでゼロからのスタートを実り多きものに変えようと懸命に練習を続けています。
今回紹介させていただいたお二人にもぜひ注目していただきながら広島ドラゴンフライズに声援を送っていただきたいと思います。
文責・優子先生