田中 聡(たなか・さとし)専門学校・美術予備校で講師をするかたわら、広島を中心にイラストレーターとしても活動中。カープやサンフレッチェのイラストを中心に、日々のあれこれをブログに掲載しています。
tnksts.jugem.jp
ドミニカ共和国出身のバティスタ選手がマツダスタジアムで2試合続けて代打ホームランを放ちました。プロ初打席からというのは、セ・リーグ史上初の快挙となりました。
2015年秋にカープアカデミーの練習生として初来日してから、ずっとこのチャンスを待ち続けていました。
昨季は実戦の中である程度の数字を残しましたが、一軍に昇格するチャンスは巡ってきませんでした。
今季はウエスタン・リーグで驚異的なバッティングを披露、育成契約から晴れて支配下登録選手となり、その翌日にはマツダスタジアムにやってきて即、一軍デビューという華やかなスタートとなりました。
でも、初スタメンに抜擢された6月6日の日本ハム戦(札幌ドーム)では、レフトライナー、レフトフライ、キャッチャ―ファウルフライ、空振り三振に終わりました。
「低目に手を出さない」ことで2打席連発を可能にした、バティスタ選手の打撃スタイル。さっそく相手に研究され、高目へのボール球につい手を出したりもしていました。
とはいえ、それがプロの世界です。簡単にいくはずもありません。
バティスタ選手は、母国にいる家族といつも連絡をとり、そしてたくさん稼げるようになって、日本車や日本の家電製品や、生活を豊かにする品々を実家に送りたい、と考えているようです。
2009年、最初に契約を交わしたのはシカゴ・カブスでした。それから紆余曲折があり、長い下積みの日々を経験してきたその悔しさがその並外れたパワーの原動力です。
うまくいかないことがあっても、決してその歩みを止めることはないでしょう。
ニューヒーローの出現で、またこのコーナーで描きたいことも増えような予感…です!
お知らせ
「ひろスポ!スケッチ・田中聡作品展」で人気の田中聡さんの「野球応援スタンプ(赤バージョン)」がカープファンの間ですっかりお馴染みになりました。
おかっぱ頭の楓ちゃん、弟の空くん、いとこで黒髪のななちゃん、猫のスピカに柴犬のハル。広島の赤いチームが大好きな、3人と2匹の野球応援スタンプ。お申し込みはコチラから。
line.me/S/sticker/1120061