画像は今季、ホーム最終戦のプレナスチャレンジリーグ優勝決定戦第1節のあとのアンジュヴィオレ広島記念撮影
アンジュヴィオレ広島は12月20日、静岡県裾野市の帝人アカデミー富士グラウンドで「2020プレナスチャレンジリーグ優勝決定戦第2節」に臨み、0-1のスコアでJFAアカデミー福島に敗れてチャレンジリーグ最終シーズン女王の座を逃した。
12月12日、エディオンスタジアム広島であった第1節はスコアレスドローだった。このためアウェーゴールルールで例え1対1、2対2などの同点でもアンジュヴィオレ広島が優勝するという状況が生まれたがその1点が遠かった。
相手はアカデミーチームで先発平均年齢は16歳代。24歳代のアンジュヴィオレ広島は経験では遥かに優るはずだが、フィジカルコンタクトに長けるアカデミーの最終ライン、4バックをとうとう一度も崩し切れなかった。チャレンジリーグETST1位のアンジュヴィオレ広島だが、シーズン最終の2戦でチームの“現在地”が浮き彫りになったかっこう。
なお、注目の来季、アンジュヴィオレ広島は女子リーグ再編の中で新たに始まるなでしこリーグ1部参入となることが水面下ではすでに決まっているようだ。
関係者の話を総合すると、来年9月にスタートする国内初の女子プロリーグ・WEリーグを頂点として、なでしこリーグ1部12チーム、その下になでしこリーグ2部8チームを置く中でそれぞれ関係クラブチームには通達がなされた、という。
なでしこ1部の12チームの内訳は、WEリーグに参加しなかった愛媛FCレディース(今季なでしこ1部最下位)ほか、今季なでしこ1部に所属の3クラブと、今季なでしこ2部所属の7クラブの合計10クラブに、アンジュヴィオレ広島とチャレンジリーグ3位決定戦に勝ったスペランツァ大阪高槻となる模様。
広島ではサンフレッチェ広島の女子チームがWEリーグに、なでしこリーグ1部にアンジュヴィオレ広島が“参戦”するという“2層構図”になる。