昨夜、松山ぼっちゃんスタジアムでのヤクルト戦を降雨ノーゲームとした広島が、仕切り直しの試合で大事な局面を迎える。
広島は開幕から14戦を消化して5勝9敗の最下位だが、仮に今夜負けるようなことがあれば、野村前監督の5シーズンでの開幕15戦目までのワースト記録、就任1年目の5勝10敗に並ぶことになる。
この2010年のチームの最終成績は58勝84敗2分の借金26で5位だった。
その翌年からの開幕15戦は…
2011年 9勝4敗2分、最終成績は借金16の5位
2012年 7勝6敗2分、同借金10の4位
2013年 6勝8敗1分、同借金3の3位
2014年 10勝5敗、同貯金6の3位
セ・リーグ5球団との対戦が一巡して開幕15戦を終えた時点で負け越していれば、最終成績もそのまま借金を抱えたまま…。
野村監督ラストイヤーの昨季は投打のバランスがかみ合って4月は18勝9敗と大きく勝ち越し、最終的にも貯金6でシーズンを終えている。
今夜の坊ちゃんスタジアムは12球団チーム防御率ナンバーワンのヤクルト投手陣にセ・リーグ最少得点の広島打線が挑み、そこに侍ジャパンのエース、前田健太が絡んでいく、という構図。3点勝負か、それとも1、2点勝負か。接戦は必至の状況で緒方、真中の両新監督の采配も注目される。