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2015年04月21日
編集部

また井端と長野に打たれた広島、野村前監督時代の負の遺産…、北関東の巨人戦”4連敗”で悪夢再び…

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群馬県の上毛新聞敷島球場で4月21日に行われた巨人4回戦で3-6の完敗を喫した広島ナイン。その脳裏にに焼き付き、緒方監督の記憶にも宿る”悪夢”がまたしても蘇りつつある。

緒方監督が「野手総合コーチ」の肩書で野村前監督を補佐して戦った昨年9月3日の敷島球場での巨人戦。雨の中でのプレーボールのあとロサリオのソロで先制した広島は、先発の前田健太が四回までゼロを並べた。

しかし五回、ぬかるむマウンドで代打井端に許したボテボテの当たりが松山、菊池の一二塁間を抜けていく不運な2点タイムリーとなった。ショックの色を隠せないエースは、その直後雨のカーテンの向こうに消える場外ツーランを長野に運ばれた。

8月末の時点では首位を行く巨人と1ゲーム差だったが9月2日の長野での初戦を落としたあと、この群馬決戦も2-4で落としてゲーム差は3に広がり、さらに栃木でも巨人先発・澤村の前に7回まで抑えられけっきょく0-1完封負け。北関東での3連敗で「野村カープ」の優勝への夢は事実上、潰える形となった。

今回はそのリベンジの意味も含めて巨人を叩き「最下位脱出」を図るはずだったが、先発の大瀬良は二回、井端のヒットから先制点を許し、三回と五回には先頭の長野に四死球を与えていずれも2失点。七回にも二番手の九里が井端に適時打され、井端をお立ち台に送り込むことになった。

井端、長野だけでなく3点を追いかける九回には澤村の150キロを超える真っ直ぐの前に、丸、菊地、新外国人のシアーホルツがねじ伏せられてゲームセット。

明日は場所を栃木の宇都宮清原球場に移して、前田健太が先発するが、エースの意地とプライドにかけて北関東での連敗を止めておかないと、いつまでも「悪夢」にうなされていては「優勝」への可能性はおろか、最下位脱出もおぼつかなくなってくる。

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