広島は前日のヤクルト戦に今季ワースト失点を記録、六回に8点を奪われて8-12で打ち負けた。
これで5位ヤクルトとのゲーム差は1・5となり、セ・リーグ最下位での交流戦突入が決まった。
その交流戦と言えば”不吉”な記録が残っている。
野村前監督の1年目、2010年6月7日のオリックス戦。オリックス相手に10対21というにわかに信じがたい展開にどっぷりとつかり、福山市民球場に詰めかけたファンのため息を誘った。
この試合では10者連続ヒットを許し、ホームラン5発を被弾。そしてやはり六回には8点を取られている。
2010年シーズンの話にはまだ続きがあり、さらに8月25日の京セラドームでは阪神打線にも最多得点の球団新記録を作られ8-22の大敗を喫している。
緒方監督1年目の今季の広島は、開幕から充実した先発陣を前面に押し出し、内容のある勝ち方で白星を重ねてきた。
しかし前田健太、黒田博樹に続きジョンソンも昨日の六回途中KO降板で2試合続けて白星に手が届いていない。
そんな中、最近2試合、13回3分の2を投げ自責2で連勝中のきょうの予告先発、福井にかかる期待は大きい。
広島はこのところブルペン陣にも不安要素を抱えている。福井はできるだけ長いイニングを投げたいところだが、当たりの出てきたヤクルト打線に対してどんな投球を見せるか…。