広島は今夜のソフトバンク戦を皮切りに交流戦に突入する。
このあとに控える神戸のオリックス戦と合わせてパ・リーグ2位、1位チームとの4試合でどんな戦いができるか?
過去4シーズン、いずれも交流戦で負け越してきた野村監督は「勝率5割以上を目指す」と今回、初めて明確な数値目標を掲げて臨む。
昨年のソフトバンクとの試合はどうだったか?
同じく開幕戦をマツダスタジアムで戦い7-1〇、2-0〇。初戦は前田健太の力投と6盗塁の機動力で相手を圧倒し、第2戦は大竹が踏ん張った。
ところが…
その2週間後のヤフオクドームでは10-2●、10-1●の完敗だった。初戦はバリントンが炎上し2戦目は前田健太が6失点KOされた。
福岡に限って言えば1分を挟んで6連敗中。おいしいものが揃う博多の水もコイには合わない?
今夜の予告先発は広島・篠田、ソフトバンク・スタンリッジ。
右投手を苦手とする菊池やエルドレッドがスタンリッジをいかに攻略するか?この二人がひねられると打線が分断されてしまう。
加えてキャッチャーを除く8人全員が規定打席に到達し、チーム打率12球団トップのソフトバンク打線を相手に、調整期間十分の篠田がどんなピッチングを見せるか?
前回の交流戦王者・ソフトバンクはここまで総得点169、総失点124のプラス45。
カープは総得点199、総失点159点のプラス40。
チーム力の基本を映し出す数値はほぼ互角で、ファンにとってたまらない試合となりそうだ。