5月6日 ○7-2中日(延長10回)、ナゴヤドーム
通算16勝16敗1分け(3位阪神まで0・5差の4位、首位巨人まで3・5差)
18時開始・3万553人
相手先発 福谷6回6安打1失点
本塁打 磯村2号①、安部3号②
登録抹消 中村祐
出場登録 山口
一番センター野間
二番セカンド菊池涼
三番ファーストバティスタ
四番ライト鈴木
五番レフト西川
六番サード安部
七番キャッチャー磯村
八番ショート田中
九番ピッチャーアドゥワ6回、100球6安打2失点(自責1)
中村恭
菊池保(12試合1勝)
レグナルト
プロ3度目の先発となった広島のアドゥワは6回2失点。一軍登板219試合目で初の先発マウンドに上がった中日の福谷は6回1失点。
試合は中盤から中日ペースで進んだが九回、広島は二死三塁から代打・松山の適時打で辛くも追いついた。
その裏、広島3番手の菊池保は二死満塁のピンチを何とかしのぎ、広島にとっては3試合連続の延長戦へ。
そして延長十回、広島の攻撃で勝負あり。中日5番手の谷元から一死満塁とすると、西川が初球の抜けたフォークを叩き、左越えに走者一掃の三塁打。続く安部もライトスタンドに運んであっという間に5点をもぎ取った。
ポイントは一死一、三塁から、鈴木を申告敬遠とした中日の策。
鈴木は3試合欠場のあと4月27日のヤクルト戦(神宮球場)から四番に復帰した。その日はちょうど12連戦の初日で、以来、前日までの9試合では29打数14安打、打率482…
中日・与田監督にすれば外野フライも避けたい状況で、低目にボールを集めて…ということだったのだろが、続く西川の勝負強さに軍配が上がったかっこう。
丸の抜けた今季、広島は開幕から三番と五番が固定できず、さらに打撃不調の田中も八番に下がり、打順が動いていないのは菊池と鈴木だけ。そんな中、広島ベンチは開幕1、2戦のみ三番だった西川を4試合続けて五番に起用。その繋がり具合を見極めていた。
2日前の巨人7回戦では三番のバティスタが延長十回にサヨナラ打を放ち、今度は五番が殊勲打。チーム打率リーグワースト2位の広島ではあるが、鈴木を挟んでのクリーンアップの分厚い攻撃によって、4月27日以来の勝率5割復帰となった。(ひろスポ!・田辺一球)