田中聡(たなか・さとし)専門学校・美術予備校で講師をするかたわら、広島を中心にイラストレーターとしても活動中。カープやサンフレッチェのイラストを中心に、日々のあれこれをブログに掲載しています。tnksts.jugem.jp
前夜は今季2度目のホームラン5発で延長戦勝利。
そして田中広輔、キラのソロホーマー2発で連夜の延長戦に突入したこの日、延長十一回に試合を決めたのは途中出場した赤松の走力でした。
ツーアウトから赤松は中前打で出塁。続く代打廣瀬は四球を選んで一、二塁。ここでヤクルトベンチは外野陣に前進守備を指示します。
直後、會澤の打球はグラウンダーでライト前へ。雄平が捕球した時には三塁を蹴った赤松、さらに加速…。
そして本塁上クロスプレー。
タイミング的には厳しくても、赤松なら何とかしてくれる。
スタンドと一塁ベンチの祈りが通じて、間一髪赤松の足の方が早くホームに到達、主審の両手が左右に広がり広島がついに勝ち越し点を奪いました。
出番の少ない赤松選手ですが、決して準備を怠りません。昼一番にグラウンドに姿を見せ、キレを保つための練習を続けるなどして、自慢の瞬発力、機動力に磨きをかけてきました。
ホームランに頼りがちな大味な展開が際立つ今シーズンですがやはり打線は水もの。”走攻撃”のオプションがホームランに勝るとも劣らない威力を持っていることが証明されました。