8月28日 ●2-6 巨人、東京ドーム
通算61勝58敗3分け(首位・巨人まで6・5差、巨人優勝M19、DeNAに1・5差3位)
18時開始・2時間50分・4万5072人
相手先発 菅野○7回6安打2失点
本塁打 菊池涼11号①、西川14号①
一番センター西川
二番セカンド菊池涼
三番ライト鈴木
四番レフト松山
五番サード安部
六番レフト野間
七番キャッチャー會澤
八番ショート小園
九番ピッチャー野村●(17試合6勝5敗)5回98球6安打3失点(自責4)
菊池保
薮田
野村vs菅野は8月14日のマツダスタジアムに続いて2度目。
前回は…
野村6回3分の1、8安打3失点で負け投手。
菅野8回5安打1失点で勝ち投手。
今回は…
野村5回6安打4失点で負け投手。
菅野7回6安打2失点で勝ち投手。
横浜スタジアムではDeNAがヤクルトに延長12回サヨナラ勝ちしたため、巨人の優勝マジックは19。しかし東京ドーム決戦3連勝を目指した広島にはこの日のDeNAのような粘りがまるでなく、2対0から手痛い逆転負け。いよいよリーグ4連覇が風前の灯となった。
初回、菊池涼のソロで先手を取った広島は三回にも西川が14号ソロ。その瞬間、思わず菅野が天を仰いだことからもこの一発がいかに”深い”ものだったかを窺い知ることができる。
しかし、五回にはもっと大きな一発が飛び出した。
亀井に適時打されなおも一死一塁の場面で野村が坂本勇に投じた2球目は打ち頃の高目へ。打球はカープファンが見上げる遥か上空を通過してビールの看板を直撃。敵に祝杯をプレゼントすると、二死から岡本にもバックスクリーン左に運ばれた。
試合後、巨人・原監督は「プレッシャーのかかる場面でも自分のスイングができる、他の選手も勉強になった、素晴らしかったと思います、グッドジョブ!」と打のヒーローを褒めちぎっていた。だが、この逆転弾はこの先、プレーオフまでも見据えた戦いの中で大きな意味を持っている。
広島としては丸と坂本勇をできる限り抑えておく必要がある。ふたりは”セット”。前夜、せっかくジョンソンが丸を封じたのに、あっさり返り討ちに遭ったかっこう。
二番手の菊池保も亀井に2ランを許したため、第3戦予告先発の大瀬良は巨人上位打線との難しい勝負を強いられる。
気がつくと広島の貯金はわずかに「3」。ここ10試合で見ても4勝6敗と2つ負け越し(巨人は6勝4敗)。巨人追撃に必要な6勝1敗ペースにはほど遠い状況となっている。(ひろスポ!・田辺一球)
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