5月8日 ○3-2中日、ナゴヤドーム
通算17勝17敗1分け(3位阪神まで1差の4位、首位巨人まで4差)
18時開始・2万2493人
相手先発 ロメロ5回5安打3失点
本塁打 バティスタ7号①、鈴木10号①
一番センター野間
二番セカンド菊池涼
三番ファーストバティスタ
四番ライト鈴木
五番レフト西川
六番サード安部
七番キャッチャー会澤
八番ショート田中
九番ピッチャー大瀬良○(7試合3勝2敗)9回113球6安打2失点(自責2)
広島の12連戦最終日は大瀬良完投で白星。連戦は6勝5敗1分けで、チームの勝率は5割に戻った。
前夜、大野雄に完封された打線は、初回、先頭の野間が四球で歩いたあと、相手の守りの乱れを突いて三塁まで進んだのが大きかった。続く菊池のニゴロでまず1点。マウンド上でイラつく中日・先発ロメロの胸中を見透かしたかのように、バティスタ、鈴木がスタンドに運び、この日の”全得点”を叩き出した。
これまでのロメロとの対戦では、4月4日のナゴヤドームが6回3安打止まり、4月25日のマツダスタジアムが7回4安打止まりで1点も奪えていなかっただけに、価値ある”速攻”となったのは間違いない。
4月25日のゲームでロメロと投げ合い完封勝ちを収めた大瀬良は二回、ビシエド、阿部、高橋に3連打されるなどして2点を失ったが三回以降は散発の3安打。しかも無四球。長いイニングを投げるためのお手本のような113球になった。
五回、六回、七回はいずれもわずか3分で3者凡退に取るなど會澤とのバッテリー間では投球テンポを意識した。前日4安打の平田と高橋にも、若いカウントから勝負して攻めの姿勢を貫いた。
大瀬良は巨人・菅野に並ぶ2完投で投球回53回はリーグトップ。被安打50も最多だが防御率1・70は第3位でこの日の投球も示している通り”打たれ強さ”が際立っている。(ひろスポ!・田辺一球)