広島対ヤクルト16回戦(広島10勝5敗)午後6時、マツダスタジアム、予告先発は、広島・野村祐輔(5勝5敗)、ヤクルト・木谷(4勝5敗)
広島はマツダスタジアムできょうからヤクルト3連戦。首位の巨人と2位の阪神は東京ドームで3連戦。阪神まで1・5差、巨人まで3差の広島は上位対戦をニラみながら、最下位ヤクルト相手に確実に白星を重ねたい。
広島は110試合を消化して、現在貯金6。「二けた貯金」が23年ぶりリーグ優勝へのひとつのメドとなると想定し、きょうからのレギュラーシーズン残り34試合で先発ローテーションの再編を進める。
球宴明けからは「毎週金曜登板」に固定され巨人、阪神の上位2チームとの対戦を重ねてきたエースの前田健太を「中5日」に戻し、今回のヤクルト戦第3戦にもってくる。今夜の初戦の先発は野村祐輔、第2戦は福井の先発が予想される。
野村祐輔はオールスター休み前の7月21のヤクルト戦(神宮)から5試合連続で3連戦初戦に先発。「初戦に勝ってチームに勢いをつける」ことが求められたが、以下のように打線との巡り合わせが悪く思うような成績を残すことができなかった。
7月21日 ヤクルト戦(神宮)6回4安打自責1、負け投手 チームは2-3●
7月29日 中日戦(マツダ) 7回3安打自責1、負け投手 チームは1-3●
8月5日 中日戦(豊橋) 6回3安打自責2、勝ち負けつかず チームは2-3●
8月12日 ヤクルト戦(マツダ)6回10安打自責0、負け投手 チームは5-6●
8月19日 DeNA戦(横浜)8回4安打自責0、勝ち投手 チームは8-0〇
19日のDeNAで6月18日の楽天戦(マツダ)以来となる5勝目を手にした野村だが、最近5試合での自責点は合計4点。5試合続けて6イニング自責点3以下のクオリティースタートに成功しており、数字の上では今のチームにあって一番安定した先発投手と言える。
第2戦の福井はここ2試合続けて早い回での交代を命じられており、今回が正念場。しかしそこを乗り切れば前田の出番となるため、うまくいけば3連勝、悪くても2勝1敗の星勘定が成り立つはず、なのだが…