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2015年01月13日
編集部

サンフレッチェ広島ピンチ!?サッカースタジアム建設問題に関して県内トップ4者会談から県サッカー協会離脱

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4者会議の市長と知事2015年1月13日
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”阿吽の呼吸”で話し合いを進める広島市松井市長と広島県湯崎知事

世界が注目する広島市の、しかも市街地にどんなサッカースタジアムをどういう手法で、どれだけ合理性を持って新設するのか?もう広島が何十年も抱え込む課題を克服するために松井市長、湯崎県知事、広島商工会議所の深山会頭、そして広島県サッカー協会の小城会長のトップ4者がこの顔ぶれで初めて集まる話し合い(4者会談)が1月13日、広島市役所で行われた。

1年半を費やし”その方策”をていねいに探ったはずの「サッカースタジアム検討協議会」三浦会長が昨年12月19日、今回の4者に直接「提言書」を手渡したことを受けての集まり。

この提言書は”「広島に相応しいサッカースタジアムについて」(提言)”と表紙に記したA4版39ページ、片面刷り。

ただ、その内容は事業スキーム、事業主体、資金調達方法、施設運営方法、スタジアムの具体的なイメージや備えるべき機能、周辺エリアとの整合性など肝心な部分はほとんど絞り込まれていないものとなった。

参考
hirospo.com/pickup/11979.html
hirospo.com/pickup/11503.html
hirospo.com/pickup/9697.html
hirospo.com/pickup/11480.html

この「提言書」受け渡しに際して小城会長は「早期実現を」と何度も繰り返した。一方、湯崎知事からは「仮に建設するなら誰が…」という発言もあった。以下、きょうのやりとりの要旨。

4者会談松井市長
4者会談をまとめる松井市長

市長 提言を受け止め、改めて進めたい。まず知事の方から。

湯崎知事 サッカースタジアムは新しいシンボルとして広域的な集客ニーズがあり、県全体の活性化に繋がる。一方で、実現に向けスタジアムの収支、どう実現するかなどいろいろな課題がある。4者で協議して平成25年6月に検討協議会を設置して、1年半議論して、その中身ですが建設候補地ごとに調査が行われいる。候補地の絞り込み、事業主体をどうするか、資金調達をどうするか、付加機能のどうするか、今後具体的に検証を進めないと判断がつかないと思っている。検証課題についてさらに掘り下げる必要がある。多くの県民、市民の理解を得る必要があると思う。

深山会頭 適正規模3万人。みなと公園と跡地が建設候補地として併記されている。両者の評価には課題もある。中でもコスト性の問題。いずれも多額の不足が予想される。経済団体としては、スタジアムの収入増に資する複合開発も十分検討する必要があるという立場。多機能化、複合化で試合のない日も恒常的に賑わいを生むことが大変重要。事業主体、管理運営方法、資金調達スキームが今回の「提言」に示されず重要課題が残されている。

小城会長 スピード感をもって…。ひとつひとつ前進させるためにはまず候補地を絞り、そのあと具体的なスキームを考えるべき。

4者会談の小城会長2015年1月13日
広島県サッカー協会の小城会長

松井市長 今、みなさんが言われたように、事業スキーム、事業周囲の不足額の対応、付加機能などが十分に論議されていない。事務レベルでこの点を詰める作業がいる。サッカースタジアムは市内に作るイメージなので広島市にとって非常に重要、そしてサンフレッチェ広島という重要な資産のホームグラウンドになる。もうひとつ、街全体の活性化への重要なツールになる。街作りの方向性を定めるためにもその詰めをやる必要がある。候補地の絞り込み、不足額、スキーム…。私としては作業部会を設置してとりまとめた結果を再度、このトップ会議で決めるのがいいのではと考えます。いいでしょうか?

湯崎知事 基本的にはおっしゃるとおり。その線で進めるべき。場所の問題ですが、140億円という数字も出ています。工夫して抑えるにしてもたとえばマツダスタジアムに比べてかなり高額です。スタジアムは入場者数、収支なども少ないのでそういったところも含めて十分に検討して、広島市は当然、重要なことは県でいえば福山も県北にもご支援いただかないといけませんので、そうなるよう事務レベルで詰めていく作業が必要。

深山会頭 多くの課題があるので、ひとつひとつ検討のため事務レベルの作業部会をもうけることが適切と考えます。

小城会長 スタジアム建設をお願いする当事者なので、候補地が絞り込まれるまでメンバーから外れた方がいいと考えます。候補地の絞り込みは県、市、商工会議所のみなさまの方で…。逃げるわけではありませんが外から勉強させてもらう。最後にアクセス性がよく渋滞もなく広島から平和を発信できる場所を強く望んでいます。

4者会談脱退を告げる小城会長
松井市長(左から二人目)に”一時脱退”を告げる小城会長(右端)

深山会頭 まず候補地の選定と事業主体の決定を先行し、ここを固めてから資金調達ということになると考えます。

湯崎知事 同じです。

小城会長 同じです。

松井市長 それではいつまでに作業部会で方向性を出すか。協議会で議論していただいたので、できるだけ早い時期に…

湯崎知事 前回も申し上げたのですが、2年3年でできるものではない。少なくとも来年度中に実現可能性も含めて結論を出す必要がある。

4者会談の湯崎知事
昨年末に続き「実現可能性」という言葉を
繰り返した湯崎知事

松井市長 すみやかに作業部会を設置して、前半で候補地を絞り込み、事業主体を決め、トップ会談。そののちスキームを決め来年、トップ会談で結論を出す。

全員 異議なし。

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