「2015サンフレッチェ広島を励ます会」であいさつに立ったサンフレッチェ広島の久保会長、左端は森保監督。
「2015サンフレッチェ広島を励ます会」(主催はサンフレッチェ広島後援会・公益財団法人広島県サッカー協会)が1月26日、広島市内で行われ400人近い関係者、市民、サポーターらが会費制の会場に駆け付け、選手らと交流を深めるとともに暖かく激励した。
サンフレッチェ広島の小谷野社長は広島市長選立候補を表明した立場にあるため欠席。来賓として松井市長は激励のコメントを読み上げたあとほどなく会場をあとにした。湯崎知事は欠席した。森保監督と松井市長は同じテーブルだったが松井市長から森保監督への直接の”励ましの言葉”はなかった。
閉会のあと久保允誉会長がテレビカメラに囲まれ、小谷野社長が立候補に至った過程などについてコメントした。
内容の主旨は次の通り。
・「スタジアムの建設について検討協議会に参加したが時間ばかり費やしなかなか物事が決まらなかった、また土砂災害の対応など広島市にはやるべき課題が山積しており、広島の成長のためもう一度、自身の力を発揮したい」という話を昨年12月初旬に受けた。
・「Jリーグ規約もあり、さまざまな困難がある」と伝えると「そうした課題をすべて踏まえた上で立ちたい」と言うので「わかった」と答え、後任者などについても話し合った。
・準備中に先に新聞にその話が出てしまい、私も少し戸惑った。
・応援してやるという電話がみなさんから届いた。一方で下ろせ、という電話も多くいただいた。
・本当に立つのか?と何度も確認した。
・2月12日の取締役会で後任人事を出し、そのあとの臨時株主総会で正式に決まる。
なお、まるで申し合わせたかのように、登壇した関係者はひとりとして「スタジアム」の5文字すら口にせず、旧広島市民球場跡地問題、スタジアム問題は”ノーマーク”のまま終了した。