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2015年01月27日
編集部

広島のサッカースタジアム問題関連で、地元中国新聞1月27日紙面に「屋根付き広場」

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跡地イベント2015年1月
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年明けに広島市民球場跡地で開催されたイベント。広島市ではアルバイトを配置して集客数を1時間ごとに調査した。100人前後しかこのゲートをくぐらない時間帯も多く、中に入ってみると”集客”にはほど遠い状況。

跡地イベントガラガラ
この画像は1月17日、土曜日の午後5時

 

 

中国新聞1月27日付紙面が旧広島市民球場跡地について、「屋根付き広場」を検討していることを報じた。

これは、1月28日にある広島市議会、都市機能向上対策特別委員会で話し合われる旧広島市民球場跡地の活用策の中で広島市が市議会に示す資料などをあらかじめ記事にしたもの。

この広島市の案とサッカースタジアム建設協議会の中で話し合われた旧広島市民球場跡地の素案をすり合わせることを松井市長は約束して今日に至っているが、すでに松井市長は関係者にサッカースタジアム建設候補地から旧広島市民球場跡地が消えていることを明言しており、市議会側がこの点の矛盾を突いてくるのは必至の状況だ。

それにしても「屋根付き広場」が広島市の一番の集客拠点であるべき紙屋町地区の新たな舞台装置になるとはとても思えない。

ガラガラのシャレオ2015年1月26日

画像は1月26日午後5時30分、地下街シャレオの様子を示したものだが100万都市のど真ん中に常にシャッターの下りた空きテナントが複数あり、人通りもご覧のとおり。

シャレオ中央広場から西に延びるこのルートは、地下街完成当初から最も人通りが少ないことでテナントの撤退、交代が頻繁に繰り返されてきた。それでも、カープ戦があったころは4月から9月にかけて”繁忙期”が存在した。

本来なら原爆ドーム、広島平和記念公園と紙屋町中心部を結ぶ有力なルートになるべきこの空間に今なお、観光客、買い物客を対象とした回遊性が生まれていないのは跡地が空地のままであることと、回遊のための仕掛けがないからだ。

仮にこの画像の左手奥、旧広島市民球場跡地に続く階段のあたりに各国通訳も常駐の「国内外来訪者向けマルチメディアを備えた観光案内所兼ふるさと物産販売拠点」、があるとするならば間違いなく人の流れは変わってくるだろう。

現在、原爆ドームの東隣では新たな拠点作りを目指して既存のビルの改修工事が進められている。当然、このビルの地下は地下街と直結して、人とモノが還流するようになるのだろうが…!?

市民球場でカープの試合があった当時もすべての地下街の店舗が順風満帆とは言い難い状況ではあたったが、球場移転後はますますその拠点性、集客力が衰えつつある。

実際に球場の移転に伴い売り上げが激減した、と訴える関係者は非常に多い。

広島市では広島市民球場跡地を無料で貸し出し、テレビ局、新聞社なども”動員”して各種イベントを開催しているが、当然のことながら365日のうちの大半は”空地”のままで、これまでのイベント開催が紙屋町地区の活性化のてこ入れになった、という話を聞いたことがない。

2013年春開催の菓子博もしかり。「効果あり」をうたった記事はよく目にしたが実際に紙屋町周辺を歩き、直接聞いた話では「効果?特に感じなかった」という商店主やテナントの声の方が圧倒的で菓子博の運営自体について否定的な声が実に多い。もちろん菓子博は一過性のもので、今現在、紙屋町地区に何の恩恵ももたらしていない。

菓子博の評判はコチラ、おかし、くって、涙が出そう…とはこのことか…!?

matome.naver.jp/odai/2136704906282069301

1月26日の「2015サンフレッチェ広島を励ます会」のあとサンフレッチェ広島の久保会長が小谷野社長の市長選立候補について肯定的な見方を示したが久保会長はまさにこの紙屋町地区で生まれ育っており、その衰退化を目の当たりにして強い危機感を抱いていることは容易に察することができる。

2015サンフレッチェ広島を励ます会の久保会長
1月26日に紙屋町交差点近くで開催された「2015年サンフレッチェ広島を励ます会」でマイクを手に、サンフレッチェ広島の今季の活躍と「結集」と、サンフレッチェ広島を通じての「広島の元気」について語る久保会長

すでに市民、サポーターの間からも「広島市、紙屋町が元気でないと県全体も元気にならない」という声があがっている。

松井市政の4年間では紙屋町界隈の活性化策について、特徴的な、あるいは切り札的なロードマップは一度も示されることなく今を迎え、地下街を含めた都市の吸引力は右肩下がりのまま、という状況にある。

なお、これを言っちゃおしまい!?かもしれないが「屋根付き広場」は多目的サッカースタジアムに十分に吸収可能である。このことは広島市民、サポーターの間ではすでに共通認識となりつつある。

新サッカースタジアム取材班

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