この日はファーストの守備でも”ポーズ”を決めた新外国人のグスマン
宮崎・日南でキャンプ中の広島に朝一番で衝撃が走った。
期待の右のスラッガー、ロサリオが発熱などを訴え宮崎市内で診断を受け「急性虫垂炎」と診断された。
手術や入院をせず、様子を見るが「(2月18日からの)沖縄キャンプも難しいかもしれない」と緒方監督は無念そう。
これで広島の外国人選手のリタイアは右足首捻挫のザガースキー、インフルエンザのヒースに続き3人目となった。
こうなれば同じくレフトが定位置の新外国人グスマンに注目!といきたいところだが、天福球場はこの日、強く冷たい風が吹き荒れ、球団史上初の100万ドルスクラッチヒッターはご覧のとおり。寒さには弱いようでこのままのスタイルで打席に入るフリー打撃はまずまず、といったところだった。
そんな中にあって首脳陣が思わず身を乗り出すようなハイパフォーマンスを発揮したのが、196センチの長身右腕、デヘスス。
キャンプイン直前に練習生から育成契約に昇格したばかりだが、この日投げた誰よりも威力のあるストレートと変化球は菊池を見逃し三振、丸を空振り三振に仕留めるなど迫力満点…。
寒風吹き荒れる中、熱いピッチングを披露した「カリブのダル」デヘスス
野球協約により、27歳のデヘススが支配下登録を取るには3月末が期限となるが、緒方監督は「何とかそれができるよう掛け合ってみるよ」と前向きに話した。